最近よく聞く「ファイナンシャルプランナー」。老後2000万円問題など、お金に関わる知識が非常に重要に。そんなお金の悩みを解決するファイナンシャルプランナー2級の資格試験について独学で合格するためのテキストを紹介します。
FP2級の下位資格であるFP3級の記事はこちらから
過去に人気資格のFP2級に合格しました
私は2015年5月に人気国家資格の一つであるファイナンシャルプランナー2級に市販の参考書を使用して独学で合格しました。
合格した年度は今より5年も古いのですが、当時お金に関わる知識が欠如している私が独学で合格したので、初学者の視点から、今でも多くの受験を志す方の参考になると思い、記事にしてみました。
FP2級は数々の通信教育や通学講座がありますが、市販のテキストである「みんなが欲しかった!シリーズ」をまじめに勉強すれば、確実に合格することができるので、記事を通して紹介していきます。
FP2級はこんな方におススメな資格です
- FP3級からFP2級にステップアップしたい方(知識の確認、ブラッシュアップ)
- 仕事の関係上資格取得で有利になる(資格手当、箔がつくなど)
私はFP3級を取得して、「せっかくだからFP2級を受験してみよう」と思い、FP2級への受験を決めました。また、FP2級は仕事関連で会社命令で取得する方も多いのではないでしょうか(私はFPとは関係ない業種のため、このあたりの事情はよくわかりません。)
FP2級もしっかり勉強すれば確実に取得できます
FP2級は、日本FP協会及び金財(金融財政事情研究会)の2団体が試験を実施する国家資格で、学科試験及び実技試験の両方に合格することで、FP技能士を名乗ることができます。以下に簡単な試験情報をまとめてみました(詳細な試験概要は受験する団体のホームぺージを参照してください)
- 試験実施日: 1月、5月、9月の年3回の試験機会があります
- 受験資格:FP3級合格者、FP業務2年間、AFP認定研修修了者など
- 試験構成:学科試験と実技試験
- 試験料:学科試験と実技試験合わせて8700円
- 合格ライン:学科及び実技とも60%正解で合格になります
- 合格率:2019年9月試験にて、学科試験43%、実技試験62% (日本FP協会ホームページより)
FP3級の合格率が80%近くあるのに比べ、FP2級では約40%と約半分の合格率になっており、FP3級より難しい資格試験であることがわかります。しかし、実際に勉強して、受験した感想として、必要な知識はFP3級の時に勉強した知識が大半で、新たに学ぶことはそこまで多くはなく、その新しい知識を使った試験もほとんど出てこないです。
また、学科試験の設問形式において、FP3級にあった「〇×問題」と「3択問題」がすべて4択問題になっており、さらにFP3級と比べて選択肢の言葉の言い回しがちょっと難しくなっており、間違えやすくなっていると感じました。用語の意味を知っていれば解ける問題があるFP3級とは違い、FP2級はその用語が正しく使われているかを問われているイメージです。
しかし、必要な知識のほとんどはFP3級と一緒ですので、FP3級で覚えた知識を復習して、FP2級の問題形式に慣れていけばそこまで難しい試験ではないと感じました。
※両団体で、学科試験は変わりませんが、この実技試験の内容が変わりますので、注意が必要です。また、FP3級と比較して、FP2級の選べる実技試験が多いので、自分が得意な分野を見極めて、しっかり勉強すれば余裕で合格できると思います。
私が合格した際に使用したおススメテキストを紹介します。
FP3級と比べてFP2級は通信教育や通学講座が世にあふれています。(その分、FP2級が人気かつ必要とされている業界が多い資格なのでしょう) FP2級では、わざわざ5万も6万もする通信教育を受講しなければ受からない試験ではなく、市販の参考書で独学で十分合格することができます。FP業務とは縁のない初学者の私でも以下の参考書で学科と実技ともに8割の得点を取り合格しました。
なので、わざわざ高い通信教育や通学講座で勉強する必要はありません。そこまで難しい資格試験ではないので、その分のお金が本当にもったいないと思います。
学科対策
- 作者:滝澤 ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2019/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
私が実際に勉強しておススメなのが、TAC出版の「みんなが欲しかった!FPの教科書2級」及び「みんなが欲しかった!FP2級の問題集」です。FP3級と同様に、FPの参考書として、ネットでも非常に評価が高い参考書です。
FP3級と同様に実際にイラストが多く、知識がうまくまとめられており、「みんなが欲しかった!」のこの参考書と親戚の問題集をゴリゴリ勉強することで、確実に合格できると思います。
参考書の親戚である問題集も過去問出題され、学科試験では十分な問題数が掲載されています。最後の章末には、過去問題が出題されていますので最後の仕上げに最適です。また、教科書ともリンクしておりどこの内容の問題なのかが明確にわかり、勉強したことをすぐに問題で復習することや、間違えた内容をすぐに教科書に戻って確認することができます。
また、問題集の解説部分を写真のように外すことができるので、答え合わせに非常に便利で、また、その問題をとくための必要な知識が簡単にまとめてあり、重要な部分が赤シートで隠れるようになっているので、電車の中での確認や試験前の直前の確認にも非常に有効です。
実技対策
上記の問題集にも両団体の実技試験の問題が掲載されていますので、十分対策ができますが、問題集がやや少なく感じたので、プラスして実技試験用の問題集を購入して、勉強しました。
ちなみに、私は金財のほうで試験を受けましたので、金財から出版された実技問題集を購入しました。本番では、問題集そっくりの問題が出てメチャクチャラッキーだと感じました。