【大学受験】「頭が真っ白に・・・」というパニック状態から抜け出すための3つの対策

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テストや模試の時に分からない問題が多すぎて「頭が真っ白に・・・」という経験はありませんか?

 

当記事では大学受験の本番で頭が真っ白になるパニック状態から抜け出すための3つの対策を紹介しています。

 

 

当ブログの筆者である私はすぐに緊張しがちで、定期テストや模試でも頭が真っ白になる経験をしたことがあります。

 

(私の場合は頭だけでなく視界まで白黒になったこともありますが・・・)

 

本番の大学受験で得意な数学があまりに分からなすぎて「ヤバイ、これは落ちる」と焦った結果、頭が真っ白になってしまいました。

 

ただ、これまでの経験から自分を落ち着かせる術みたいなのを持っていたため、そこから挽回して何とか合格までこぎつけることが出来ました。

 

当記事では私の大学受験時の経験と社会人になって得た知識を元に、頭が真っ白になるパニック状態から抜け出すための対策を紹介していきます。

 

 

 

 

 

1.なぜ頭が真っ白になるのか?

 

当記事にたどり着いているということは、定期テストや模試などで頭が真っ白になったという経験があるのだと思います。

 

なぜ頭が真っ白になるかと言えば、問題が解けないせいで試験後におこる最悪の状態を考えて焦ってしまうからです。

 

定期テストの場合なら低い点数を取ることで評定が下がったり、両親に怒られるといったことを想像してしまうかもしれません。

 

普段から成績が良くて「これぐらいの点数や偏差値を取って当たり前」というプレッシャーがあれば、なおさら解けなさすぎる試験問題を見て焦りやすくなります。

 

(親や先生からのプレッシャーだけでなく、知らないうちに自分自身でプレッシャーをかけている可能性があります)

 

 

 

このように、自分自身で頭の中で未来の結果を勝手に作り上げてしまっているため、その結果が無理そうな状況に出会ってしまうと焦りから頭が真っ白の状態になってしまいます。

 

本番の入試では誰もが今後の人生をかけて「合格」を目指している訳ですから、解けない問題を見て「不合格」が少しでも頭にちらつけば、緊張もあいまって頭が真っ白になるのは仕方がありません。

 

本番の入試で1度頭が真っ白になってしまえば抜け出すことは非常に困難。

 

模試ではA判定だったのに本番では不合格になってしまうケースには、パニック状態にが原因のことも多いでしょう。

 

 

 

本番の試験では過去問には無かった新傾向の問題や超難問も出題される可能性が高く、極度の緊張からパニック状態に。

 

ただ、あなただけパニック状態になるかと言えばそうでもなく、同じ会場にいる多くの受験生が頭が真っ白になっている可能性があります。

 

(同じような学力の受験生が集まるので、あなたが難しいと感じた問題は周りも難しく感じます)

 

そのため、そのパニック状態から抜け出す方法を知っていれば、周りがパニックになっている中でも冷静に試験問題と向き合えて有利に試験を進めることが出来ます。

 

 

2. パニック状態から抜け出すための3つの対策

 

あなた自身が頭に描いていた未来が否定されそうになった時、焦りからパニック状態に入りやすくなります。

 

例えば、「得意科目の数学で点数を稼ごう」と考えていたのに全然問題が解けない時、その時点で当初の予定が崩れ、「不合格」ということが頭によぎって頭が真っ白に。

 

この時、パニック状態から抜け出すにはまず「不合格」ということを否定し、まだまだ勝負はこれからだと開き直ることが重要です。

 

具体的には次の3つの考え方や対策が有効です

 

 

  1. 解けない問題は「みんなも解けない問題」と考える
  2. 全部を解ける必要はなく、みんなより1点高ければ良いと考える
  3. 5分間目をつぶって深呼吸して気持ちを整える

 

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

 

①解けない問題は「みんなも解けない問題」と考える

 

解けない問題に対しては「みんなも解けない問題」と考えられるかは合否の大きな分かれ道。

 

難問にたいして「絶対に解くべき問題」と思ってしまえば、「解けなくてヤバイ」と焦って頭が真っ白になります。

 

得意科目であるほど試験前に思い描いていた「得意科目で稼ぐ」というプランが崩れてパニックに。

 

パニック状態でいくら考えても正解が出る訳もなく、時間だけが無駄に過ぎていき他の問題を解く時間が無くなって時間オーバーに。

 

 

 

問題を作成する大学側も序盤に一番の難問を出題することで受験者を試している側面もあります。

 

序盤で受験者を焦らせた上で、後半の解けそうな問題を冷静に対処出来るかを見ている訳です。

 

そのため、解けない問題が出てきたら「他の受験生も解けない問題」、「受験者を動揺させるための解けない問題」と考えて、捨てる問題と割り切るのが一番です。

 

 

たんにそう思えという話だけでなく、あなたが解けない問題は本当に周りも解けない可能性が高いです。

 

大学受験は多少のレベル差はあるにしろ、同じような偏差値の受験者が集まっているので難しい問題はみんなが難しく感じる問題です。

 

(その科目が得意科目なら絶対にそうです)

 

そのため、解けない問題は周りも解けない問題なので、捨てる問題と割り切って解けそうな問題を解くのが一番。

 

みんなが解けない問題が解けないのは合否に関係ない部分なので、そういう風に考えれれば気持ちもだいぶ楽になります。

 

 

➁全部を解ける必要はなく、周りより1点高ければ良いと考える

 

大学入試では学校の定期試験や模試とは点数の取り方について考え方が違います。

 

学校の試験は点数が高ければ高いほど良いですし、模試だって偏差値が高ければ高いほど良いと考えるのが普通です。

 

そのため、真面目に勉強を頑張っている人こそ高得点を目指して取り組んでいるかと思います。

 

 

 

一方で、大学受験では100点を狙う必要がなく、周りよりも少し高い点数が稼げれば合格出来る仕組みになっています。

 

実際に私が受験した上智大学の一般入試の合格最低点は6割代であり、全体で半分ちょい解ければ合格出来るレベルです。

 

(各受験者との比較のため、試験が難化したら合格最低点も下がります)

 

なので、①で述べたように皆が解けない問題があっても点数に差がうまれないので合否に大きく影響はありません。

 

そのため、大問2あたりで超難問があると焦ることになりますが、①で述べたように捨てても良い問題と開き直って、解けそうな問題から手をつけるように心がけることが重要です。

 

最後の余った時間でしっかり考えれば良いですし、その結果部分点でも狙えそうならもうけもの。

 

 

 

仮に過去問とは違って半分以上分からない問題があっても、「今年は難化したかー。ここでは差はつかないな」と思うことが出来ればこっちのもんです。

 

周りが焦って自滅している間に、あなたは点数が取れそうな問題から点を奪っていければ合格に近づきます。

 

なので、試験が始まったら先に全体の問題を確認して、難しそうな問題は皆が解けない問題と割り切って、どの順番で解いていくのか先に順番と時間配分を決めておけばパニック状態にもなりにくいです。

 

大学受験は高得点を狙いに行く必要はなく、解ける問題を確実に解いていって、その結果周囲の受験生よりも1点だけ高ければOKと考えた方が上手くいきます。

 

 

③5分間目をつぶり、深呼吸して気持ちを整える

 

予想外の難しい問題に出会って頭が真っ白になってしまったら、試験時間の5分を捨てて気持ちを整えるのが得策です。

 

まずは目をつぶって深呼吸します。

 

深呼吸することで自律神経を整える効果があるため、少し気持ちが楽になります。

 

気持ちが少し落ち着いたら、①・➁のことを自分自身に言い聞かせ、ここから1点でも多く取るためにどうすべきか作戦会議を行います。

 

具体的には今パニックの原因となっている難問を捨て、他に解けそうな問題から少しずつ解くという風に方向性を決めていきます。

 

パニック状態になったら大問を丸ごと解こうというよりは、部分点狙いで1点ずつ積み重ねていくイメージの方が気持ちは楽に。

 

そうすることで頭が真っ白の状態から抜け出せやすくなります。

 

(私は本番の試験でこれで何とか持ちこたえることが出来ました)

 

 

試験時間の5分は貴重なんですが、パニックになっている状態で問題を解こうとしても焦りが焦りを呼んで上手く問題を解くことが出来ません。

 

それならば貴重な5分を捨ててでも気持ちを少しでも楽にして、次の方針を決めた方が最終的な得点としては高くなります。

 

 

3.私自身が「頭が真っ白に」なった体験談

 

結構前の前の話になりますが、私も大学受験で頭が真っ白になった経験があります。

 

普段から定期テストや模試で結構緊張するタイプの私は、上智大学の理工学部の一般入試を受験した時に、得意の数学が全く分からなくて完全に頭が真っ白になりました。

 

緊張もあいまって、頭だけでなく目の前が白黒映像になって完全に不合格を意識しました。

 

ただ、そこから冷静になろうと深呼吸したり、とりあえず出来そうな問題から解こうと意識を変えて解いていきました。

 

頑張ってみたものの数学の出来自体は良く無かったので「完全に落ちた」と思っていたのですが、実際は運よく合格していました。

 

今でも合格したことが信じていないのですが、全く手ごたえが無かった数学は例年よりも難化しており、周りも解けなかった問題だったんかなと後から感じたことを覚えていました。

 

4.実は「頭が真っ白になった」という経験は強い

 

社会人になって予備校の講師の方の話を聞く機会があったのですが、本番の試験で「頭が真っ白になる」という経験は誰もが起こりうる現象のようです。

 

普段は緊張しないタイプの人でも、今後の人生を大きく左右する大学受験で緊張しない訳がありません。

 

学校の定期テストや模試とは真剣度が違うため、本番の試験で焦って初めて頭が真っ白になる人がいるそうです。

 

そうなったら立ち直る方法を知らないので、何も出来ずに不合格になります。

 

 

あなたは当記事を見ているということは、あなた自身が頭が真っ白になったという経験がどこかであり、それを不安に思っているということ。

 

頭が真っ白になった経験はとても強く、頭が真っ白になったパニック状態の緊張感を想定して事前シミュレーションで訓練することが可能だし、抜け出し方の対策もとれるからです。

 

志望校の過去問演習をする時はの頭が真っ白になった経験を思い出して、緊張感を持った状態で取り組むと、本番の試験ではパニックになりにくい状態がつくれます。

 

過去問演習でより緊張感を出すためには、初めて利用する自習室で本番と同様の時間配分で解くことが実践的でオススメです。

 

(知っている場所ではどうしてもリラックスしてしまうため)

 

 

5.ランクが上の大学入試では実力が100%出せるかもしれない話

 

模試でD判定でも本番の試験で何とか合格を勝ち取ったという先輩の話を聞いたことありませんか?

 

合格出来たのは模試から試験本番までの期間に猛勉強した成果で、「最後まで諦めるな」というメッセージとして先生から語られることが多いエピソードかと思います。

 

もちろん、本人の頑張りは当然あるのですが、ダメで元々という気持ちで受験しているために実力が100%発揮できたという要素もあると思います。

 

これまで「頭が真っ白になる」ということを前提に話を進めてきましたが、これって合格する前提で受験しているため、解けない問題があると急に焦ってしまうということです。

 

模試でA判定やB判定が出ている受験生は本番の試験で予想外の問題が出題されれば、焦ってパニックになる人がいてもおかしくありません。

 

一方で、不合格前提のダメ元で受けている受験生は分からない問題が出ても「やっぱ難しいな」としか思わないので、パニックにならずに解ける問題を冷静に解いていけます。

 

そのため、パニックになった模試A判定の受験生よりも、パニックにならずに実力を100%だせた模試D判定の受験生の方が結果的に点数が上になることが十分ありえます。

 

 

 

だいぶ話が脱線しますが、私は中学の時に卓球部に所属していました。

 

私が所属する卓球部は市内では普通の強さだったのですが、市内には東海大会常連の中学が2校あり、彼らとは実力差がメチャクチャありました。

 

私は運が悪い事に、3年最後の大会の早い段階で強豪中学のエース格の人にあたってしまって勝つことを完全に諦めました。

 

(と同時にこの試合が引退試合であることを悟りました)

 

私はすぐに緊張しがちな性格だったので、試合では練習での実力を中々発揮できないタイプの人間でしたが、勝てる可能性が0%と思っていたため、何の緊張もせずに100%の力を出すことが出来ました。

 

その結果、東海大会常連の相手にフルゲームの接戦まで持ち込んでしまいました。

 

最後は負けましたが、本来なら1セットも取れない相手にフルゲームまでいけたの、は自分の力を100%だせたのと相手が1セット目でかなり焦っていたことです。

 

試合中は無名である私の予想外の健闘に焦り、相手がかなり追い込まれて非常に辛そうな表情をしていたのが印象的でした。

 

(相手校の監督からも結構ガチで怒られており気の毒でした)

 

 

話がだいぶ脱線しましたが、私の卓球の大会と同じようなことが本番の大学受験でも起こる可能性が十分あるということです。

 

私の卓球はあまりに実力差があったので勝ち切れなかったのですが、これがもう少しレベル差が縮まっていたのなら勝ってた可能性もあるわけです。

 

そのため、模試ではD判定で一般的に無理だと思われる大学でも、ダメ元で行けば万が一が起こる可能性はあります。

 

なので、受験機会が多い私立大学であるならば、1ランク上の大学にダメ元で挑戦したら案外合格する可能性はあるので挑戦する価値は十分あると思っています。

 

(試験が例年より難しければ、模試でA判定やB判定の受験生が大分パニックになって自滅する可能性が高くなるからです)

 

 

6.まとめ

当記事では試験中に「頭が真っ白に・・・」というパニック状態から抜け出す方法を紹介しました。

 

合格するつもりで試験を受けているため、解けない難問に出会うと「不合格になる」と急に焦ってパニック状態に入ってしまいます。

 

パニック状態になってしまったら次の3つのことを試すと、気持ちが少し楽になって冷静になれます。

 

  1. 解けない問題は「みんなも解けない問題」と考える
  2. 全部を解ける必要はなく、みんなより1点高ければ良いと考える
  3. 5分間目をつぶって深呼吸して気持ちを整える

 

また、本番の受験前に頭が真っ白になったという経験は実は貴重で、その時の緊張感を思い出しながら本番をシミュレーションすることで実践的な練習が出来るからです。

 

当記事を読んで頂いた読者の方の大学受験がうまくいくように心から願っております。

 

大学受験頑張ってください!!