【理系研究室】楽そうで実は辛い、放置系研究室に配属してはいけない3つの理由

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あなたは放置系研究室をご存知でしょうか?

 

その名前の通り、担当の指導教授が「教育」と「研究」を放棄してしまった研究室のことです。

 

一見楽そうな研究室のため、ついつい配属希望を出してしまいがちです。

 

しかし、実際は十分な研究を行うことができず、逆に辛い部分がたくさんあるので要注意。

 

特に、放置系研究室で大学院生になると、学部4年生から修士2年生までの3年間が無駄になり、本当におススメできません。

 

この記事では、楽そうなイメージの放置系研究室に配属してはいけない3つの理由を紹介していきます。

 

 

私も大学院生の時に放置系研究室に在籍していましたが、他の研究室に比べて「研究の質」と「就職状況」が明らかに悪く、今では本当に後悔しています。

 

私のように「楽そうだから」という安易な考えで研究室を選ぶと後悔することになります。

 

私の経験も合わせて紹介していきますので、後悔しない研究室選びの参考になればと思い記事を書きました。

 

 

1.放置系研究室とは?

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放置系研究室とは、研究室の指導教授の役割である「教育」と「研究」を放棄して学生の自主性に任せた放任主義の研究室のことです。

 

学生の自主性に任せた研究室の運営をしているので、学生に対して「とやかく」言わないため、非常に楽で意外と人気の研究室だったりします。

 

この放置系研究室の問題点は十分な教育と研究を受けれないことです。

 

要するに、研究室に在籍している大学4年生の1年間や大学院生の2年間が無駄な時間になってしまいます。

 

学部生にとって非常に楽そうで魅力的に感じますが、お金をドブに捨てる行為になるのでマジでおススメできません。

 

なぜ放置系研究室が誕生するのか?

下記の【大学教授が「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!】の書籍によると、大学教授や助教授の仕事は下記の4つに分けられるそうです。

 

  • 「研究」
  • 「教育」
  • 「広報活動」
  • 「大学の管理運営」

 

 

放置系研究室の指導教授は4つのうち学生への「研究」と「教育」を放棄しています。

 

いったいなぜ放棄してしまったのか? 私は次の2つの理由があると思っています。

 

 

  1. 「広報活動」や「大学の管理運営」が忙しい
  2. 「研究」を諦めてしまった。

 

 

特に偏差値の低い大学では、「研究設備」と「学生の質」があまりに酷いため、教授が絶望していまい、結果的に「研究」を諦めてしまう場合があります。

 

 

私の出身大学は偏差値が低いので、実際に2.の「研究」を諦めた教授は周りにいました。

 

また、私が在籍していた研究室では、指導教授が「研究」を諦めた上に大学運営の方に力を入れてしまい、週に1回しか研究室に顔を出しにきませんでした。

(差し入れをもってくるだけで、指導はしない)

 

 

2.放置系研究室に配属してはいけない3つの理由

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「楽そうだ」という理由でついつい放置系研究室を選びがちですが、本当に無駄な時間を過ごすことになるのでおススメできません。

 

放置系研究室に配属しない方が良い理由は次の3つあります。

 

  1. 十分な研究が出来ない  (研究ごっこをしているだけ)
  2. 無能な大学院生がイキってウザイ
  3. 就職活動に不利

 

それぞれ詳細に解説していきます。

 

①十分な研究が出来ない (研究ごっこをしているだけ)

 放置系研究室は指導教授からの指導が無いため、他の研究室と比較して十分な研究が出来ません。

 

結論からいうと、研究を通して能力を高めることが出来ず、大学3年生の能力で卒業することになります。

 

 

与えられた研究テーマも使い古された答えが分かっている再現実験だったり。

 

教授からの指導はなく、大学院生からレクチャーを受けて研究を進めたり。

(大学院生も十分な指導が得られず能力も低い)

 

 

その結果、研究ごっこしているだけで、何一つ能力を伸ばすことが出来ずに卒業してしまいます。

 

楽に卒業できますが、楽以外のメリットがありません。

 

②無能な大学院生がイキってウザイ

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放置系研究室に在籍している大学院生は、他の研究室と比べて無能です。

 

教授からの指導が無く、大学4年の1年間十分な研究活動が出来ていないからです。

 

教授が「教育」や「研究」を放棄しているため、研究室の中は上級生の大学院生が実質トップ。

 

そのため、無能な大学院生がイキってウザイ場合があります。

 

 

私が在籍した研究室でも大学院生がイキってパワハラ行為をするなど、荒れていました。

 

ちなみに私の研究室では、どんなに問題が発生しても指導教授は無関心のままで、何も解決しようとすらしませんでした。

 

③就職活動に不利

放置系研究室に大学院生として進学していまうと、就職活動で不利になります。

 

他の研究室の同級生と比べて十分な研究が行えていないため、約2年分の差が明確になってしまうからです。

 

 

私が在籍していた放置系研究室でも、先輩・同級生ともに大学院生の就職率は悪かったです。

 

全く就職が決まらずに、大学院生なのに工場の派遣で働く人や、内定が貰れないまま卒業した人も何人かいました。

 

大学4年時には大手企業に就職が決まったのに、内定を蹴って大学院に進学してしまった先輩は、内定が一切貰えずに派遣で働くはめになっていました。

 

 

研究を通した能力の向上が全く期待できないため、周りの同級生と比べて明らかに劣ってしまうのは避けることが出来ません。

 

逆に、大学4年生で就職するのなら、研究のことはあまり影響がないので関係はなさそうです。

(多くの大学4年生が研究をしていない状態のため)

 

3.まとめ

この記事では、放置系研究室に配属してはいけない3つの理由を紹介しました。

 

指導教授が「教育」や「研究」を放棄しているため、十分な研究が出来ず、お金と時間をドブに捨てることになります。

 

周囲の同級生が研究で能力を伸ばしている中、放置系研究室の学生は大学3年のまま時間が止まっています。

 

特に、大学院生の方は就職活動で不利になることは避けられません。

(それだけ能力差が明らかになります)

 

 

放置系研究室を避けるには、サークルの先輩に研究室のリアルな状況を聞くのが一番です。

 

また、授業に工夫が無い教授は「教育」に力を入れていない可能性が高いので、その教授の研究室は避けた方が良いかもしれません。

(教科書を読むだけ、休みが多いなど)

 

 

放置系研究室は楽なイメージがあり、ついつい魅力的に感じてしまいます。

 

ただ、スラムダンクの三井のように「なぜ俺はあんな無駄な時間を」という状態になるので、マジでおススメしません。

(私はマジでこの状態です)