学校を卒業したにも関わらず、しなくてはならない就活にやる気が出なくて悩んでいませんか?
頭では「早く就活しなくては」と分かっているものの、一方で「まだ就職はいいかな?」と気持ちが追いついていない状態ではないでしょうか?
結論として、やる気が出ない時は無理に就活をする必要はありません。
なぜならば、やる気が無いのに無理に就活をしても上手く行かない可能性が高いからです。
この記事では、既卒就活でやる気が出ない時に無理に就活をする必要がない2つの理由と、代わりに取り組むべき3つのことを紹介しています。
この記事の執筆者
私は大学院中退後、当時は「まだ働かなくていいかな?」と思ってフリータ生活を満喫。
その後、約1年間の空白期間を得て既卒就活をスタートし、27歳で人生初の内定を得て現在まで無事に社会人生活を送っています。
そんな私自身の経験談を元に当記事を作成しています。
1.やる気がでない時に無理に就活するのは良くない2つの理由
やる気が出ないにも関わらず、「早く就職先決めないと・・・」と無理に就活するのはおススメ出来ません。
その理由は次の2点あるからです。
- 就活が上手く行かない
- 内定を貰ってもすぐ辞める可能性がある
それぞれ詳しく見ていきます。
①就活が上手く行かない
就職に対してやる気が無い状態で就職活動をしても上手く行くのでしょうか?
答えは「No!!」ではないでしょうか?
やる気が無い状態で書いた自己分析、志望動機、履歴書が企業の採用担当者の心に響くとは思えません。
志望動機もネットで見つけてきたような、ありきたりなモノを用意するのがやっとではないでしょうか?
大前提として、やる気が無い状態で就活を進めていても「面接めんどくせーな」って感じで本気で就活に取り組むことも出来ません。
(かく言う私も、1年間の空白期間の時に上記の理由で面接をサボって就活自体を辞めたことがあります)
そのため、やる気が無い状態で就活しても結局は上手く行かない可能性は高いです。
それならば、「就活頑張るか」とやる気になった時に一気に就活を頑張った方が時間とお金が無駄になりません。
②内定を貰ってもすぐ辞める可能性がある
やる気が無い状態で仮に内定をゲットしても、その内定先があなたが納得する会社か分かりません。
やる気が無い状態で何となく入社してしまった会社がブラック企業の可能性もありますし、実際に入ってみて「なんか違うな」とすぐに辞めてしまうかもしれません。
私の周りにも何となく入社したせいで、すぐに会社を辞めて貴重な新卒枠を無駄にしている人が意外と多いです。
仮に1年以内に会社を辞めてしまうと、たいした職歴が無くバツが1つ増えた分、就活前の今より状況は悪化します。
もちろん実際に入社してみないと分からない所はありますが、やる気が無い状態で入社した会社で意欲的に働くことは出来るでしょうか?
また、やる気が無い状態のあなたを採用する会社は、それなりの会社ではないでしょうか?
2.やる気が無い時にやるべき3つの事
就活に対してやる気が出ない時に、毎日何となく過ごしていても突然やる気が出る訳ではありません。
それでも、就活の代わりに何か別のことをしなければ、現状を打破することが出来ないのも確かです。
そこで、就活に対してやる気が出ない時におススメな3つの事を紹介しています。
- 就職の方向性だけは考える
- アルバイトをする
- やりたい事があればトコトンやる
それぞれ詳しく見ていきます。
①就職の方向性だけは考える
やる気が出なく今は就活をしないにしても、いつかは就活をしなくてはいけません。
その時のために、就職または将来の方向性だけは決めておくべきです。
就活にやる気が出ない原因の一つとして「将来何をしたいかわからない」という状態があると思います。
(私が完全にそれでした)
学業も何もない自由な時間が沢山あるからこそ、将来について真剣に考えてみることが大切です。
今まで特に考えて来なかった人こそ、あなた自身の将来について考える二度とない貴重な機会だと思います。
非常にベタではありますが、将来の方向性を考える上で参考になるのが様々な本を読むことです。
その理由は、比較的安価な値段で様々な知識・考え方が学べるからです。
将来の方向性がバッチリ決まることは稀ではありますが、本から学ぶことが多く将来の成長につながるので無駄にはなりません。
就活にやる気が出ない時だからこそ、普段は読まない様々な本を読んでみていはどうでしょうか? かなり有意義な時間になります。
私のおススメ本を2冊紹介
私がこの時期に読んで欲しい本が「既卒なんて怖くない」という既卒就活のバイブル本です。
少々古い本ではありますが、本書では新卒や既卒よりも就職において大切なことをテーマに、良い就職先を探すための心得を学べます。
私も既卒就活をする上でかなり不安でしたが、コチラの本にかなり励まされました。
就職について考える上で一度読んでおいて損はしない本です。
また、どんな職業が自分に向いているのか?を考える際はコチラの「日本一優しい天職のみつけかた」という本が役立ちます。
もちろん、この本を読んだからといって天職がバチっと決まるわけではありませんが、様々なヒントが得られます。
最初の就職のために読むのは早いかもしれませんが、就職してからも役立つ本なので1度読んでおいて損はありません。
②アルバイトをする
お金はあって困るものでは無いので、アルバイトをして損はありません。
実際に就活を始めると、スーツ・クリーニング代・交通費と何かとお金がかかります。
個人的には、期限が決まっている短期アルバイトがおススメです。
期限の定めの無いアルバイトをしてしまうと、バイトを辞めるタイミングが難しく、将来的に就活とバイトを併用するという効率が悪い状態になる可能性があります。
就活とアルバイトを併用すると中途半端になっておススメ出来ません。
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また、アルバイトをすることで「いい歳でフリータのおっさん」に出会うことがあります(工場での軽作業など)。
言い方がスゴイ悪いのですが、このフリータのおっさんと話すことで「将来こうはなりたくない!!」と反面教師になり、正社員への就職に意欲が湧きます。
私も既卒就活前に様々な短期バイトを経験しましたが、ヤバイおっさんが意外に多く将来への危機感を何度も感じたことがあります。
言い方はスゴイ悪いのですが、「このまま就職しないとどうなるのか?」という答えがアルバイトをすることで見えてくるのも事実です。
③やりたい事があればトコトンやる
現在やりたい事があり、やれる環境にあるのなら、就活を遅らせてトコトンやりたいことに挑戦してみてはどうでしょうか?
私は大学院中退後、すぐに就活をせずに1年間ドラクエ10というゲームとダイエットを一生懸命頑張っていました(時々短期バイトをしていましたが)。
最近では、ブログやYoutube、SNS等を通して趣味でお金を稼ぐことも可能です。
1年や2年くらい思う存分やりたいことに集中しても、その後の就活に大した影響はありません。
大学卒業して23歳の既卒と2年好きな事をした25歳の既卒では、後者の方を評価する会社は意外といると思います。
やりたい事・挑戦したい事が明確にあるのに、それをやらないで就活をしてしまうと後々後悔するので注意が必要です。
3.まとめ:やる気がでないなら無理に就活する必要はなし
この記事では、既卒就活にやる気が出ない時に無理に就活をする必要が無い2つの理由と、代わりに行動すべき3つの事を解説しました。
やる気が無い時に無理に就活をしても良い結果は得られません。
仮に内定をゲットしたとしても、やる気が無い状態で何となく受けた会社に入社しても長続きしない可能性が高いです。
そのため、やる気がないのなら無理に就活するよりも、しっかりと就職や将来について考える時間にしてみてはどうでしょうか?
(就職したら本気で自分自身と向き合う時間は中々取れません)
将来のことをしっかり考えながら、やりたい事やアルバイトをしてみるのはどうでしょうか?