「第1種放射線取扱主任者試験ってどれくらい難しいの? 」という疑問に答えます!!

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第1種放射線取扱主任者試験は超難関資格と言われますが、実際どれくらい難しいのか気になりませんか?

 

難関資格と言われるだけあって化学・物理・生物に関する理系の知識が必要ですし、問題も広い範囲から出題されます。

 

第1種放射線主任者試験の受験用テキストである「放射線概論」は960ページから構成されているので、ページ数から見ても根気よく勉強する必要があります。

 

じゃあ絶望的に難しいかと言えばそんなことは無く、問題自体は基礎的な重要事項を問われる問題が多く、大学受験のような考えさせられるような応用力を試される問題は少ないです。

 

 

そのため、合格するための対策は実はシンプルで「放射線概論」と過去問5年分を理解すれば合格に近づきます。

 

試験範囲が膨大で覚えることが多い事、高校レベルの理系の知識が問われるという難しさは確かにありますが、コツコツ勉強すればやってやれないことは無いという難易度です。

 

当記事では第1種放射線取扱主任者試験がどれくらい難しいのかを具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

当記事の信頼性

私は2022年の第1種放射線取扱主任者試験に合格。

 

放射線とは無縁の大学を卒業している社会人ですが、約8か月間を試験勉強に使い一発合格。

 

実際に試験を受験した体感をベースに当記事を作成しています。

 

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1.第1種放射線主任者試験の合格率

 

過去5年間の第1種放射線主任者試験の合格率は次のようになっています。

 

  • 令和4年:合格率 28.9%、受験者数 3,097人
  • 令和3年:合格率 33.9%、受験者数 2,546人
  • 令和2年:合格率 41.9%、受験者数 2,157人
  • 令和元年:合格率 23.5%、受験者数 3,357人
  • 平成30年:合格率 23.7%、受験者数 3,558人

 

参照先:原子力安全技術センター

 

 

合格率は20~30%位を行ったり来りの印象で、合格率だけみたら超難関というレベルまでは行かないと思います。

 

(司法書士や社会保険労務士といった有名な超難関資格の合格率は1桁%台)

 

ただし、注意したいのが受験者数が約3千人と少しマイナーな試験であることや、免状を得るためには試験合格した上で高額な講習を受講するハードルの高さ。

 

受験資格は無いので誰でも受講できるものの、資格の特性上、放射線に関する仕事をする上で必要な資格として取得していることが多いです。

 

また、放射線に関する学科の大学生や専門学生さんも学校から推薦されて受験すると聞きます。

 

資格マニアのような趣味で受験する層が少なく、本気で合格を目指してる中での合格率20~30%は数字以上に難しい試験と言わざる得ないかもしれません。

 

 

2.第1種放射線主任者試験の難易度の体感

 

私は放射線とは無縁の大学を卒業しましたが、2022年の試験で第1種放射線主任者試験に一発合格しました。

 

(4年前に2種取得、化学系の大学卒業というアドバンテージはありましたが)

 

実際の資格受験を通した体感としては、太刀打ち出来ないような超難関試験という訳ではなく、しっかり勉強すれば誰でも合格が狙える試験だと感じました。

 

 

合格率が低い原因は出題範囲が広すぎるために試験までに勉強が間に合わないことが一番に考えられます。

 

実際の試験は2日間かけてガッツリ行われますので、その試験範囲は他の技術系試験と比べても相当あります。

 

特に、社会人の方は試験勉強のための時間に限りがあるので、単純に試験勉強が間に合わいことが不合格の原因になることが多いです。

 

私の職場でも第1種に何回も落ちている人がいるのですが、勉強不足で十分な過去問演習まで間に合ってない印象です。

 

 

第1種放射線主任者試験に合格するためには、膨大な試験範囲をカバーできるように長期間の勉強が必要です。

 

逆に言えば、膨大な試験範囲に対して重要事項をしっかり暗記することが出来れば誰でも合格を狙えると思っています。

 

その理由は問題自体の難易度はさほど高くなく、暗記勝負の面があるからです。

 

試験に出題される問題は基礎的知識で解ける問題が多くあるため、大学入試みたいな応用力が問われる問題はさほどありません。

 

(中には過去問で見たことが無い問題もありますが、合格点を取るだけなら基本的な内容と過去問5年分を理解しておくだけで十分です)

 

例えば、核種の半減期を覚えているだけで解ける問題がいくつか出題されます。

 

(ただし、覚えるべき核種は多いので暗記がかなりキツイです)

 

周りが騒ぐほど超難関という訳ではない試験ですが、メチャクチャ暗記することはあるので長期間コツコツ勉強していく覚悟は必要です。

 

 

そのため、文系出身の方や放射線の知識がゼロの人でも勉強時間はかかるかもしれませんが、覚えることさ覚えちゃえば十分合格を狙うことが出来る試験です。

 

反対に、放射線学科の学生でも結構落ちるようなので、授業と資格試験は別物と考えて、放射線学科の学生さんを変に脅威に感じる必要はないかと思います。

 

(合格点さえ取れば誰でも合格出来るので、そもそも周りを意識する必要は全くなく、あなたが60点取れるかどうかだけが問題です)

 

 

3.第1種放射線主任者試験が難しい5つの原因

第1種放射線主任者試験は難しい試験なのは間違いありません。

 

その具体的な原因は次の5つあります。

 

  1. 膨大な試験範囲+理系の知識が必要
  2. 計算問題が多い
  3. 問題量が多くて時間が足りない
  4. 選択肢がいやらしい
  5. 法令がとっつにくい

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

 

①膨大な試験範囲+理系の知識が必要

第1種放射線取扱主任者試験が難しいと言われる最大の原因が膨大な試験範囲です。

 

受験定番のテキストとして有名な「放射線概論」は960ページあり、全ての範囲をマスターするのは相当厳しい戦いが予想できます。

 

また、資格試験対策で「過去問5年分を何周もする」というのを聞いたことがあると思います。

 

1種の試験は2日間ガッツリ行われます。そのため、過去問5年分を1周するにしても5年×2日で10日間もかかり、3周するには約1か月は必要な計算です。

 

学生さんなら夏休みに一気に出来るのですが、仕事のある社会人の方は1か月で過去問5年分×3周はほぼ不可能だと思います。

 

そのため、試験問題が難しくて落ちるというよりも、膨大な試験範囲に対して勉強時間が間に合わなくて落ちる人が大半だと思います。

 

 

また、放射線主任者試験には化学・物理・生物の理系の知識が必要です。

 

理系の大学生でも何かしらの科目を高校で履修していなかったり、苦手にしている部分はあると思います。

 

そういった科目があると、勉強が中々進まなくて勉強時間がかなり必要になってきます。

 

私も高校の時に物理を選択してなかったので物理の科目は勉強時間が結構かかりました。

 

ただし、求められる知識レベルは高校の基礎レベルなので、苦手な科目があってもビビる必要はないと思います。

 

(一から勉強するという心構えで大丈夫かと思います)

 

 

➁計算問題が多い

第1種放射線主任者試験は物理・化学を中心に結構な計算問題が出題されます。(特に物理)

 

また、実際の試験では電卓を使えないので答えを導くまでに手計算をする羽目に。

 

計算式はあってるのに計算ミスをしたせいで不正解になったり、計算が複雑で時間がかかります。

 

例えば1.17×1.760のような小数点がバリバリある計算をガチンコで解かないといけません。

 

物理では計算問題が4割近く出題されるので、計算問題を捨てることは出来ません。

 

ただし、主任者試験の計算問題は公式に数字を当てはめるだけで解ける問題が多いので、繰り返し練習問題を解くことで確実に得点源にすることが出来ます。

 

 

③問題量が多くて時間が足りない

計算問題が多い物理や、問題数が多い実務の試験では問題量が多くて時間が足りなくなる可能性があります。

 

私もこの2つの科目は時間が足りず、かなり焦って解いたことを覚えています。

 

合格するには6割解ければよいので、確実に正解できる問題から解いていくのがオススメです。

 

問題を見てパッと答えが浮かば無い問題は後回しにして、すぐに分かる問題から解いていくべきです。

 

試験は単純に6割取れれば良く、残りの4割は捨ててもOKなので変な難問で時間を使う必要はありません。

 

特に、計算問題は計算に時間がかかるので、先に計算問題以外をサッと解いてから計算問題を解くのが効率が良いです。

 

④選択肢がいやらしい

    (2022年第1種放射線取扱主任者試験 物理より引用)

 

主任者試験では「答えを1つだけ選べ」というような単純な選択肢は少なく、写真のように選択肢がかなり複雑です。

 

このような組合わせを選ばせる問題は複雑そうに見え、選択肢を見ただけで難易度がワンランク上がっている印象を受けます。

 

ただ、考え方自体は「答えを1つだけ選べ」という問題と一緒で、選択肢の中から「間違った選択肢」を探し出せば自然と答えは導き出せます。

 

選択肢に対して「これ正解」と選ぶよりも「これはこの部分が間違い」と間違いを確実に指摘しながら解くとミスが少なくなります。

 

 

⑤法令がとっつきにくい

主任者試験の中でも法令の科目はかなり勉強がしにくいと思います。

 

他の科目と違って流れも何も無く、「こういうもの」として無機質な法律をただ覚えるだけだからです。

 

ただただ難しくて何を言ってるか良く分からない条文を暗記する作業は非常に苦痛です。

 

他の技術系の資格を取得している方なら、必ず法令の科目があるので慣れている部分があるかもしれません。

 

しかし、主任者試験が初の技術系資格となる方にとっては、かなり勉強しにくい分野だと思います。

 

 

4.難しい試験ではあるが、やることは非常にシンプルです

 (試験対策にマスターノートがオススメです)

 

第1種主任者試験は難しい試験なのは間違いありませんが、その難易度は膨大な試験範囲によるものが1番の原因です。

 

試験問題自体は基礎的な問題が多くて思考力が必要な応用的問題は少ないため、問題自体の難易度というよりは知ってるか・知らないかの暗記量によるところが大きいです。

 

試験対策としては非常にシンプルで「放射線概論」の理解と過去問5年分のやり込みで合格は可能です。

 

 

ただ、「放射線概論」は有名な受験定番のテキストなのですが、ページ数が960と非常にボリュームがあるのが欠点です。

 

そこで私がオススメしたいテキストは「マスターノート」という参考書です。

 

マスターノートは主任者試験で出題される重要事項のみを凝縮してあり、ページ数が412と放射線概論の半分以下の内容になっています。

 

さらに放射線概論よりも絵や図が豊富で視覚的に分かりやすくなっており、かなり効率的に勉強出来ます。

 

試験会場でもマスターノートを持っている受験者が大勢いました。

 

私はマスターノートで勉強を進めており、より詳しく知りたい時に放射線概論で調べるという勉強をしていましたが、正直あまり放射線概論を使う機会はありませんでした。

 

試験に合格するだけならテキストはマスターノートで十分だと思います。

 

(別途、過去問演習は必要になりますが)

 

 

 

5.合格するための勉強方法は復習中心で勉強を進めること

第一種放射線取扱主任者試験は試験範囲が広いので復習しながら勉強することが重要です。

 

例えば、教科書を一気に一周したとしても、最初に勉強したことを覚えている人は少ないと思います。

 

そのため、前日に勉強したことを復習してから次のページに進むというような復習中心の勉強をしながら少しづつ前に進む方が効率的です。

 

1日1時間勉強するならば、30分は復習で、もう30分で次の新しい知識の勉強に進むべきです。

 

基本的な勉強の流れは各科目づつ仕上げて行き、仕上がった科目を復習しながら次の新しい科目を仕上げに行くのがオススメ。

 

第1種放射線取扱主任者試験は暗記することがたくさんあるので、こまめに復習していかないと知識が定着しなまま試験日がやってきちゃいます。

 

 

また、各科目を仕上げていく上で重要なのは問題演習です。

 

テキストで覚えたつもりでも、実際の問題を見たら全然解けないという「覚えたつもり」が起こります。

 

数学の授業で先生の問題解説を聞くと理解したように感じるが、自分で実際に解いてみると全然解けない現象と同じです。

 

テキストだけ読んでいても中々試験で使える知識は中々定着しません。

 

テキストで知識をインプット、問題演習で知識をアウトプットし続けることで合格するための実力が身に付きます。

 

特に、第1種放射線取扱主任者試験の問題演習でオススメなのが下記の「完全対策問題集」です。

 

 

 

 

各科目の分野別に過去問題が並べてあるため、勉強した所から問題演習を行うことが出来ます。

 

そのため、普段使いにピッタリの過去問になります。

 

私は1か月を目安に1つの科目を「マスターノート」と「完全対策問題集」で仕上げていきました。

 

(前半の2週間はテキストを理解して、後半の2週間は問題演習を中心に勉強)

 

次の新しい科目に行くときは、すでに仕上げた科目の問題演習で復習をしつつ、テキストで新しい科目の勉強を進めていくイメージを続けて1発合格することが出来ました。

 

(私は各科目の仕上げを6ヶ月。実際の過去問5年分を1か月。計7か月かけました)

 

色々な勉強方法があるとは思いますが、問題演習をベースにした復習中心の勉強方法はかなり効果があるのでオススメです。

 

 

6.まとめ

当記事では第1種放射線取扱主任者試験の難易度について解説しました。

 

結論としては、試験範囲が膨大で多くの知識を覚える必要があり、かなりの勉強時間を必要とする難しさはあります。

 

ただ、基本的な問題が多くて応用力が問われる問題は少ないため、試験範囲をしっかり勉強さえ出来れば合格することは十分可能です。

 

1種試験の合格率が20~30%で推移していますが、広すぎる試験範囲によって中々勉強が間に合わないというのが合格率の低さにつながっていると私は考えています。

 

そのため、長期間の勉強は必要にはなりますが、放射線学科とは無縁の方や文系の方でもコツコツ勉強すれば確実に合格は狙えます。

 

 

勉強をする際はこまめな復習と問題演習によるアウトプットが非常に有効で、1科目・1科目を確実に仕上げていくのがオススメです。

 

特に、第1種放射線主任者試験の勉強にオススメな参考書は次の「マスターノート」と「完全対策問題集」です。

 

「マスターノート」は試験に出る重要事項だけを凝縮してある受験用参考書。

 

「完全対策問題集」は過去問題を分野別に並べてあるので、通常勉強の問題演習にピッタリです。