この記事では、子供を誘拐などから守るために絶対にすべき対策を記事にしました。
誘拐や変な人から子供の身を守るために、防犯グッズを持たせる家庭・学校があると思います。
防犯グッズは、もちろん効果はあり、絶対にやるべき対策だと思います。
しかし、過信しすぎると逆に非常に危険です。
例えば、防犯ブザーを鳴らしたところで、周りの人は助けてくれるでしょうか?誘拐犯が逃げるでしょうか?
地域の方や学校の教職員からなるパトロールも絶対にスキができます。
これらの対策は有効だと思いますが、あまりにも他人まかせではないでしょうか?
正直、防犯グッズだけでは十分な対策とは言えないと私は思います。
私が誘拐から我が子供を守るために一番大切な対策は、子供自身が早い段階で「この人ヤバイ」と危険を感じ、すぐに逃げることが出来るように、親が教えていくことだと思います。
そもそも、防犯ブザーも「コイツヤバイ」と思わないと使えないと思います。
そのため、防犯グッズを持たせたらOKと安心してはいけません。
この記事では、実際に小学生の時に誘拐されそうになった私の経験を最初に話し、その話を元にした怪しい人から子供を守る対策を詳しく説明したいと思います。
★私は小学2年の時に誘拐されそうになった
私は岐阜の田舎町に住んでした。
当時小学2年生で友達の家に遊びに行っていた。
今から20年以上前、私の家では送り迎えが無かったので、一人で友達の家に遊びにいっていた。
そして、事件が起きそうになったのは、友達の家から帰宅途中の田舎道でのことです。
その田舎道は、車が1台通れるほどの狭い道です。
私が帰宅途中の田舎町の先に、1台の白い車が止まっており、中から男の大人が出てきてこう言いました「坊やちょっとこっちにおいで!!」
恐怖のあまり、私はこの時のことを今でも鮮明に覚えています。
私は、「こりゃヤバイ」と瞬時に思い、一歩も男の方に近づかず、急いで帰り道を逆走して友達の家まで全力ダッシュをして助けを求めました。
これが本当に誘拐かは今となっては定かではないですが、当時の私は誘拐犯と決めつけました。
私の親は医者で、田舎ゆえに多くの人が親の職業を知っていました。
それゆえに、お金目的だったかもしれないです。今となっては真相はわかりませんが、私がとった行動は今でも間違っていないと思っています。
この経験からも分かるように、誘拐から子供を守るためには、「子供自身がヤバイと思ってすぐに逃げだす」ことが絶対に必要だと思います。
防犯グッズも有効だと思いますが、子供自身が「この人ヤバイ」と思わないとグッズも使えないと思います。
★私は親からたくさんの誘拐犯に関する英才教育を受けていた
なぜ、私は「坊やちょっとコッチにおいで」ですぐに逃げれたのでしょうか?
それは、母親から嫌というほど誘拐犯、怪しい人の教育を受けていたからです。
私の家では、送り迎えが出来ない状況ゆえに、早い段階で自分を守る手段を与えていたのかもしれません。
母親の英才教育では、「知らない人には近づかない」という当たり前の話から、「こっちちょっとおいで」や「お母さんが事故にあったからおじさんと一緒にいこう」という具体的な事例を何度も説明されました。
母親は新聞やニュースでの出来事や、実際に母親が小学生の時に出会った「誘拐犯らしい人」の経験談もよく話していました。
そのため、「坊やちょっとコッチにおいで」という言葉で小学2年生の私は「これはヤバイ」と思って、すぐに逃げることができたと思います。
小学生低学年にとって、このような母親の英才教育はショッキングだと思います。
しかし、誘拐犯や得体のしれない怪しい人から我が子を守るためには必要な事だったと思います。
このように、子供を守るために親がありとあらゆるケースを想定して、子供に教えていくことが必要だと思います。
その後の私が意識したこと
この誘拐されそうになった経験から、「すべての場面で不審者を想定して行動」するようになりました。
今でも車や知らない人からは一定の距離をとり、常に何かあったときに逃げれるようにシュミレーションして行動していました。
小学生の時から自分で危険を予想し、いつでも逃げれる状態にもっていきました。
このように、子供自身が「危険を察知し、自分自身を守る」ことが大切だと思います。
★誘拐犯から子供を守るためにすべきこと
下記に、子供を誘拐や怪しい人から守るための対策をまとめました。
- 子供自身が危険を察知し、自らの判断で逃げるように教えること
- 子供との約束事を決めること
- 防犯グッズの活用
それぞれ、詳細に解説していきます。
①子供自身が危険を察知し、自らの判断で逃げるように教えること
私の経験から、一番有効な方法は「子供自身がヤバイと思って逃げること」だと思います。
第一に「ヤバイ」と思わないと防犯グッズを活用することもないからです。
また、いつかは子供だけで友達の家に遊びにいったり、習い事に行く日がくるはずです。
常に送り迎えは出来るはずもなく、地域のパトロールで全てのルートをカバーするのも困難です。
子供自身が危険を察知して、「ヤバイかも」「ヤバいな」と思って行動できることが一番大切です。
そのために、私の親のように、体験談やニュース、ネットで取り上げられている記事を題材に、
「こういうケースは逃げて」「こういう人にはついてっちゃだめ」という風に何度も教えていく必要があると思います。
子供のトラウマになるかもしれませんが、子供の命を守るために、しつこいぐらいに教えていくことが大切です。
ありとあらゆるケースに対して、子供との話し合い・教育をすべきだと思います。
② 子供との約束事を決めること
誘拐犯が子供をだます良くある誘い文句、
「お父さんの知り合いの人で」
「お父さんが病気で・・・」
「お母さんにたのまれて・・・」
という数々の文言にたいして、ついていかないのは当然のことですが、子供心には「お母さん・お父さん大丈夫?」と心配する気持ちが先行すると思います。
こういうケースで、親が大事になってないか確認する方法を約束した方が良いと思います。
「携帯を持たせて○○まで連絡させる」など、○○の場合は○○するといったほうに、子供と約束したほうが子供も余計なことを考えずに行動しやすいと思います。
「知らないひとについていかない」「おいでと言われたら逃げる」なども結局は、親と子供の約束につながります。
また、誘拐から守るために、子供の通学ルートや通ってはいけない道を約束することも大切なことです。
③ 防犯グッズの活用
今では色々な防犯グッズがあります。
防犯グッズを活用するのも有効な対策方法になります。
怪しい人を見たらすぐに逃げながら、防犯ベルを鳴らして助けを求めることも大切です。
今では、下記のように可愛い防犯ベルもあります。
また、親が子供の安否を知るのにGPSを使うのが非常に有効です。
スマホにはGPS機能が搭載されているので、親のスマホから子供の安否を確認できます。
また、スマホ以外にも下記のようなGPSをもたせることで、スマホ同様に親のスマホから確認することができます。
下記のGPSは、学校や塾などの地点を登録することで、子供がちゃんと目的地についたかを親のスマホに自動で通知してくれる機能があります。
★まとめ:防犯グッズの過信は逆に危険
最近では、色々な防犯グッズがあります。
しかし、これらの防犯グッズを過信しすぎるのは非常に危険です。
防犯ベルで大音量の音がなっても、周りの人が助けてくれる保証はありません。
私が誘拐犯から逃げた時も、「周りに助けを求める」という母親の教育どうりに知らない大人の人に泣きながら助けをもとめましたが、「可哀そうに」の一言で終わりました。
周りが必ず助けてくれると期待しすぎるのは良くないです。
そもそも、近所の皆が全て良い人ではありません。その近所の人が、誘拐犯となり子供を狙っているかもしれません。
厳しいことを言いますが、自分のことは自分で守ることが本当に大切です。
誘拐犯に出会わない工夫、誘拐犯そうな人がいたらすぐ逃げる。
子供自身がまわりの危険を察知して、「こいつヤベー」と思って行動できることが本当に大切だと思います。
そのために、防犯グッズに頼るだけでなく、親が子供にしつこく教育することが本当に大切です。
私はそのおかげで、子供の頃に誘拐犯らしき人から逃げることが出来ました。