あなたは実技講習や実技試験が苦手で困っていませんか?
不器用だったり、人前で緊張したり、中々手順が覚えられなかったりと実技が苦手な理由はたくさんあると思います。
苦手な実技を乗り越えるために1番大切なことは、失敗を恐れずに積極的にチャレンジして失敗しながら覚えていくことです。
当たり前のことだと思われるかもしれませんが、実技を苦手としている人は必要以上に失敗を恐れて実戦しないことが多いと感じます。
大前提として、講師や先生の説明を聞いて1発で出来るようになる人は中々いません。
何度も練習をするうちに出来るようになるので、失敗を恐れずに何度も挑戦することが重要です。
そういう私も不器用なこともあり実技がとても苦手です。
(化学科なのに学生実験がメチャクチャ苦手でした)
ただ、職種的に様々な実技試験や実技講習といったものが1年に何回もあり、その中で自分なりに苦手な実技を乗り越えるノウハウを身に付けてきました。
当記事では私の実体験をベースに苦手な実技を乗り越えるポイントについて解説します。
当記事を読むことで、実技の対策を立てることが出来るように。
1. いきなり上手く出来ないのが普通の状態
大前提として、先生や講師の方の説明を聞いて1発で上手く出来る人は中々いません。
はじめから上手く実技を出来る人は珍しく、出来ないからダメということではなく、その状態が普通です。
学科でも先生の授業を聞くだけでスラスラ問題を解ける人は一部の優秀な人だけではないでしょうか?
多くの人は「こうだっけ?」と考えながら問題を解いていったり、つまづいた部分を先生に聞きながら問題にチャレンジすることで問題を解けるようになっていきます。
実技も学科と同じで、1回の説明でいきなり出来ることは一部の優秀な人だけで、多くの人は何度もチャレンジする中で出来るようになっていきます。
よくアウトプットが大事・・・なんてことを聞くと思いますが、実技でもアウトプット(実戦)しながら覚えていくというのが凄く重要な考え方。
(ベストセラーになった「アウトプット大全」によると、インプット3割・アウトプット7割がバランスの良い比率だそうです)
講師の人の話を聞いたり、他の人の実技の様子を見るというインプットも重要ですが、実際に手を動かしてやってみるというアウトプットが実技では大切です。
ただ、実技は学科と違って皆に見られながら実技を行うことが多く、失敗したら恥ずかしいという気持ちになりがち。
学生実験のように実技はそこにしか無い機械を使うので予習が出来ないことがほとんど。
そのため、「失敗するのは当たり前という気持ち」を持って、現地では積極的にチャレンジして身に付けるということが大事になってきます。
2. 苦手な実技を乗り越える3つのポイント
苦手な実技を乗り越えるには、より多くの実戦(アウトプット)をすることが1番重要です。
その上で次の3つを意識すると、より実技を乗り越えやすくなります。
- 序盤にチャレンジする
- 予習やイメトレで理解度アップ
- 可能な限り練習あるのみ
それぞれ具体的に説明していきます。
① 序盤にチャレンジする
実技講習で皆で並んで1人ずつ順番に実技をチャレンジするというパターンがよくあると思います。
実技が苦手な人はついつい最後の方を選びがちですが、可能であれば出来るだけ先に実技を行うのが重要です。
序盤に実技にチャレンジするメリットは次の3つあり、最後の方にするよりは最終的に実技が上手くいく可能性が高まります。
- 失敗してもOKな雰囲気がある
- 上手く出来なかった部分に集中出来る
- 他の人に説明することで、自分の理解も深まる
序盤に実技をチャレンジする1番のメリットは「失敗しやすい雰囲気」があることです。
講師の方の説明だけでいきなり実技が上手く行くことは珍しいので、講師の方が失敗した所のポイントを説明しながらドンドン次の人がチャレンジすることになります。
なので、序盤にチャレンジした人は実技を失敗しても当然の雰囲気がありますし、逆に後半になるにつれて、失敗すると「ちゃんと周りの人の見てたのか?」とハードルが上がっていきます。
また、序盤に実技にチャレンジして仮に失敗したとしても、あなたが失敗した部分に集中して他の人が実技をしている所に注意して観察することが出来ます。
1度経験すれば、どこでつまづいたのかが理解出来ますし、次に成功するにはどうすれば良いのか?という作戦を立てやすくなります。
実技を1度も経験していない状態で何となく周囲の人の様子を見ているよりも、あなた自身が1度チャレンジした後に周りの人が実技をしている所を見ていた方が、見るべきポイントが把握できて2回目以降に成功しやすくなります。
さらに、序盤に1回チャレンジすることで、周囲の人が「あれってどうなの?」といったように、あなたに色々情報を聞きにくる人がいると思います。
この時に、あなたの言葉で説明することにより、あなた自身の実技の理解が深まります。
これは学校の授業でも言われたことがあると思いますが、他の人に教えることがアウトプットになって理解の手助けになるのと一緒の考え方です。
このように、序盤で実技にチャレンジすると色々なメリットがあり、最終的に実技が成功する可能性が高まります。
失敗を恐れて率先してチャレンジするのに抵抗はあると思いますが、「失敗しても良い」と勇気をもって序盤にチャレンジすることが大切です。
➁予習やイメトレで理解度アップ
学校の授業と同じですが、予習するかどうかで当日の理解度が違ってきます。
予習せずに講師の方の話を聞いても全く頭に入ってこず、実技の手順すらまともに覚えられない可能性も高まります。
実技が苦手な人こそ事前の予習をしっかり行うことで、当日の実技の流れが理解出来ますし、講師の方の話も頭に入ってきやすくなります。
予習をして何が分からないのかを把握出来れば、当日にその部分を注意して講師の方の話を聞けますし、質問することで疑問を解決することが出来ます。
予習をしないと講師の方の話についていけず、数学の授業のように「何が分からないかが分からない」という絶望的な状況になる可能性が大に。
私も電気工事士試験の実技講習に予習無しで参加して大失敗した経験があるので、実技が苦手な人こそ予習は絶対必要です。
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また、事前予習の一つとしてイメトレはかなり効果が高いと思います。
イメトレは本番で高いパフォーマンスを発揮したり、技術力を向上させるといった効果が科学的に証明されているそうです。
参考記事:イメージトレーニングで期待できる効果は?イメトレの方法を解説。 | 名古屋オーシャンズフットサルスクール
理科の実験のように、実技は自宅で事前練習することが無理なものがほとんどです。
そのため、実技のイメトレをすることが効果の高い予習方法になります。
事前の予習をするかどうかで当日の実技のパフォーマンスが全然違うので、実技が苦手な方は予習をしっかりして挑むべきです。
③可能な限り練習あるのみ
実技を出来るようになるには結局はコレです。
最終的に出来るようになるには何度も練習するしかありません。
私もそうなのですが、実技に苦手意識がある人は人よりコツをつかむのが遅いだけなので、他の人よりも試行回数を多くすればコツをつかんで出来るようになります。
学科のテストが得意と思われている人も、結局は周りよりも勉強しているだけだったりもします。
そのため、実技が出来るようになるには、他の人よりも練習するしか道はありません。
3.まとめ:アウトプットを意識して実技を乗り切ろう!!
当記事では苦手な実技を乗り越える3つのポイントを紹介しました。
- 序盤にチャレンジする
- 予習やイメトレで理解度アップ
- 可能な限り練習あるのみ
学科と同様に苦手な実技でもアウトプット(実戦)を意識すると上手くいきやすいです。
ベストセラーとなった「アウトプット大全」によると、インプットとアウトプットは3:7の割合が一番効果が高いとのこと。
学科の試験勉強において教科書を読むことよりも、問題集を積極的に解くことが理解度を高めるコツと先生から教わったことがある人も多いと思います。
実技も一緒で、失敗を恐れることなくドンドン実技にチャレンジすることで実技を上達させることが出来ます。
「失敗したらどうしよう・・・」と不安な気持ちがあるかと思いますが、勇気を出して積極的にチャレンジしていくことが苦手な実技を乗り越えるポイントです。
※3年連続ベスト10入りしている「アウトプット大全」では、自己成長するのに必要なアウトプットの方法を分かりやすく解説されています。
実技だけでなく、学科の試験で成果を出せるアウトプット術を身に付けることが出来ます。
「本を読むのはちょっとな・・・」という方には漫画版も発売されていますので、そちらから試しに読んでみるのもオススメです。