あなたは指定校推薦で大学に入ることに不安を感じていませんか?
周囲から「大学の授業についていけるの?」と心配されたり、「ずるい」といったネガティブな言葉を言われていませんか?
さらに、大学に入学してから指定校推薦ということが周りにバレ、何か言われないかといった不安もあるかと思います。
結論から言いますと、指定校推薦で大学に入学することはズルく無いですし、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ一般入試よりも実力以上の大学に入れる可能性が高く、早くに合格が決まるので次の目標に向かって早くスタート出来る勝ち組の制度です。
また、大学に入っても指定校推薦の事は自分から言わなければバレません。
当記事では指定校推薦はズルくも恥ずかしくもなく、むしろ勝ち組だという話をしていきます。
当記事を読むことで、指定校推薦で大学に入ることの不安を解消することが出来ます。
- 1.指定校推薦はむしろ勝ち組
- 2.指定校推薦のマイナスイメージは一般入試組の嫉妬
- 3.大学に入ったら誰が指定校推薦か分からないし、気にしない
- 4.一般受験者とは距離を置く
- 5. 大学の授業について行けるかは本人しだい
- 6.まとめ
1.指定校推薦はむしろ勝ち組
指定校推薦で大学に入学することに対して、ネガティブな言葉を投げかける人もいます。
ネットやSNSでも指定校推薦は恥ずかしい、負け組だという意見が見られますが、実際は勝ち組の面が強いです。
その理由は具体的には次の3つあります。
- 実力以上の大学に入れる可能性が高い
- 合格率はほぼ100%
- 早くに合格が決まる
それぞれ詳しく見ていきましょう!!
①実力以上の大学に入れる可能性が高い
指定校推薦は大学が指定した高校の生徒のみが出願出来る制度です。
高校によって指定校推薦で出願出来る大学が異なりますが、関関同立やMARCH、早慶といった超有名大学に出願出来ることがあります。
指定校推薦はよっぽどの事がない限り合格出来る制度ですので、校内選考を勝ち取ることが出来れば、有名私立大学に合格することが出来ます。
そのため、よく言われているのが一般入試では難しそうな実力以上の有名大学に入れることが多く、指定校推薦は勝ち組の制度と言っても言い過ぎではありません。
有名大学に進学出来れば就職活動も当然有利に進めることが出来ますし、優秀な人と過ごす大学4年間はかけがえのない経験値になります。
➁合格率はほぼ100%
指定校推薦の合格率はほぼ100%ですので、指定校推薦のための対策(小論文と面接)に集中しても問題ありません。
指定校推薦は大学と高校との信頼関係で成立しているので、タバコや飲酒といった事件を起こさない限りは落ちるということは基本的に無いです。
【参考記事】
指定校推薦で落ちることはある?落ちる理由と落ちないための対策を解説! | スカイ予備校
高校側も大学側に恥ずかしくないように、指定校推薦対策をしっかり行うかと思います。
ほぼ100%合格出来るため、一般入試での受験対策をしなくてもOKという安心感が得られます。
校内選考を勝ち取る必要がありますが、そこさえ乗り切ってしまえばコッチのもんで、大学合格はゲットしたようなものです。
③早くに合格が決まる
指定校推薦の合格発表日は12月頃に行われます。
共通試験よりも早い時期に合格が分かるので、大学に入学するまでの3か月以上の期間を自由に過ごすことが出来ます。
あなたのやりたい事に集中出来ますし、自動車学校に行っても英語の勉強も出来ます。
一般入試組の人と比べて次のステップのために時間を使うことが出来るのが指定校推薦のメリットです。
何より、さっさと受験から解放されて気持ちに余裕が出来るのが何より嬉しい。
「特にすることがないな~」という場合はTOIECなどの英語の勉強をするのがオススメです。
大学入学したら英語の授業もありますし、英語力を上げておけば就活でも役立ちます。
3か月でいきなり上達するわけではありませんが、英語の復習や英語勉強の習慣をつけておくのは大学に入ってからも役立ちます。
2.指定校推薦のマイナスイメージは一般入試組の嫉妬
指定校推薦に対するマイナスイメージは一般入試組が一方的に思っていること。
私も一般入試組で指定校推薦が使えないクラスだったので気持ちは分からなくは無いですが、それでも一般入試組の嫉妬や妬みでしかありません。
指定校推薦だけでなく、総合型選抜といった推薦入試で大学に入るケースが多くなっており、推薦も一つの大学入学の手段です。
2020年度の私大入学者の56%が推薦入試で入学しているというデータもあります。
【参考記事】
2020年度私大入学者の56%がAO・推薦経由-文科省の大学調査 | 高大接続改革を知る | Between情報サイト
そのため指定校推薦で大学に行くのも立派な方法であり、1年生の頃から学校の授業を頑張っているご褒美でもあります。
一般入試組からしたら指定校推薦で自分より同等以上のランクの大学に行くのが悔しくて仕方無いのですが、それならば定期テストを頑張って指定校推薦を勝ち取れば良かっただけです。
1年・2年時の定期テストをサボったり、受験に関係無い科目を頑張らなかったのはその人のせい。
指定校推薦に対するネガティブな印象は一般入試組の嫉妬であり、文句を言われる筋合いはなく、全く気にする必要はありません。
一般入試でも合格・不合格があるのと一緒で推薦を勝ち取れなかった相手が悪いとしか言えません。
もちろん、指定校推薦が必ずしも平等に運用されているとは言い切れない問題があることは確かですが、だからといって指定校推薦を勝ち取った人間を悪く言うのは間違ってます。
3.大学に入ったら誰が指定校推薦か分からないし、気にしない
指定校推薦組が気になるのが「大学で周りに指定校推薦」とバレて何か言われないか。
結論から言えば、大学に入ってしまえば誰が指定校推薦かなんか分かりません。
黙っていれば相手に指定校推薦と知られることは無いです。
自分から喋らない限りはバレることは無いので、仲間内で「受験どうだった?」みたいな話が出て知られる位。
ただ、高校と違って皆が同じランクの大学に通っているわけですから、あなたが指定校推薦だからって変な風に言われることは無いです。
推薦で入学する人も多いので推薦で入ってきた仲間を見つけやすいです。
まれにプライド高い奴が同じ大学なのに推薦組を馬鹿にすることがありますが、そんな奴はどこにも一定数しますし、性格に問題あるので距離を取っていきましょう。
4.一般受験者とは距離を置く
一般受験組と指定校推薦組では温度差が明らかに違うのは事実。
ほぼ100%受かると言われている指定校推薦組と一般受験組では緊張感や感じ方が違うのは仕方がありません。
辛い受験勉強が長く続く一般受験組が、12月に受験から解放された指定校推薦組に文句の一つでも言いたい気持ちは分からなくもありません。
特に、相手が希望する大学に指定校推薦で入ったのは、一般入試組のその人から見たら面白く無い気持ちがあるのは当然です。
推薦組と一般入試組は受験に関しては分かり合えることがないので、受験に関する話はせずに距離を置くのがお互いに良いです。
もちろん指定校推薦で合格が決まった後も一般受験組は受験が続く訳ですから、一般受験組への配慮は必要かと思います。
(自習中に騒ぐとか、大学準備の話をするとか)
5. 大学の授業について行けるかは本人しだい
大学の授業でついて行けるかどうかは本人次第としか言えません。
指定校推薦の人がついて行けないという話が目立ちますが、普通に一般入試組でも留年する人や中退する人もいます。
授業が難しいなと思えば授業終わりに復習したり、土日を利用して勉強すれば良い訳ですし、心配なら最初は様子を見て授業を入れ過ぎないという手もあります。
大学の図書館に行けば色々な本があり、各科目の基本的な図書がおかれています。
大学生は時間もたっぷりありますから、授業で分からない部分はそのつど勉強したら良いかと思います。
さらに、サークル活動をしたら先輩から過去問やテストの情報も頂けます。
専門に関する講義は一から勉強することになるので、指定校でも一般入試組でも1からのスタートが多いかと思います。
また、指定校の枠があるということは、過去の先輩方も問題なく大学に通っているということなので、入学する前から変に心配する必要はないかと思います。
(授業について行けない学生が多いのなら、その高校の指定校の枠を外されると思いますので)
私立大学は推薦入試で入学する人が多いので、大学側もその辺りは考えられていると思います。
【参考記事】
指定校推薦で合格すると大学でついていけない?経験者が本音で解説|スタディジュニア
6.まとめ
当記事ではネガティブに言われがちの指定校推薦について解説しました。
指定校推薦がネガティブに言われてしまうのは、一般入試組の嫉妬や妬みであり、決してズルい制度ではありません。
また、私立大学は推薦で入学する割合が非常に多いので、あなただけが特別な方法で大学に入学するわけではありません。
指定校推薦を利用することでランクが上の大学にほぼ100%入学できる上に、12月という早い時期に合格が決まるので、次の目標に向けて一早くスタート出来ます。
そのため、指定校推薦は恥ずかしくも負け組でもなく、勝ち組の要素の方が強いです。
大学に入ってもコツコツ勉強すれば大学の試験も問題ないはずですので、今から変に心配する必要はありません。