【老後資金】投資初心者が退職金を使って投資信託に失敗しない方法

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この記事では、「株初心者の方が退職金を使って投資信託をしてもよいのか?」という悩みを解決することが出来ます。

 

まず初めに結論を言うと、投資初心者の方が退職金で投資信託にチャレンジすることはおススメ出来ません。

 

知識ゼロの状態で老後資金である投資信託に使う事は非常に危険なことです。

 

銀行員に騙されたり、値下がりによって退職金が減ってしまうというニュースを耳にしたことはありませんか?

 

 

60近い年齢で投資に関する知識・経験が無いのなら、投資信託よりも健康に自己投資して1年でも長く働ける体を維持することの方が効率的です。

 

仮に70歳まで年金無しで働くことが出来るなら42%も年金支給額が増えるからです(繰り下げ受給)

 

【参考記事】

老齢年金の繰上げ・繰下げ受給について知りたい|公益財団法人 生命保険文化センター

 

 

それでも、「やっぱり退職金を使って投資信託にチャレンジしたい」というならば、書籍を読んで勉強し、ネット経由で貴方が選んだ投資信託を購入すべきです。

 

この記事では、投資初心者の方が退職金を使って投資信託をする危険性を紹介します。

 

その上で、どうしても投資信託にチャレンジしてみたい方のために、おススメの勉強方法(書籍)を紹介します。

 

 

この記事の執筆者

私は投資歴5年の30代サラリーマンです。

 

20代の頃から株と投資信託に投資し続けて、資産は少しづつ増えている状況です。

 

同時にFP資格も取得しており、私自身の投資経験と両方の視点から本記事を作成しています。

 

1.株初心者が退職金を使って投資信託を購入すると失敗する理由

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60歳近くの投資初心者の方が「退職金を増やそう」と投資信託にチャレンジするのは絶対に辞めるべきです。

 

その理由は次の3つあります。

 

  1. 騙されやすいし、騙しにくる
  2. 冷静な判断がしにくくなる
  3. 損した時にリカバリーが効かない

 

それぞれ具体的に説明していきますが、知識・経験ゼロの状態で老後資金を冷静に運営できることは難しいからです。

 

①騙されやすいし、騙しにくる

よくニュースで「退職金で投資信託を購入して大損した」という話を聞いたことがありませんか?

 

最近でも下記のニュース記事のように、銀行員に勧められるまま投資信託を購入した結果、1500万円分の投資信託が半分の値段まで下がってしまったとか・・・。

 

president.jp

 

これまで投資経験の無い方は当たり前のことですが、他人に勧められた投資信託が良いか・悪いのかの判断が出来ません。

 

その投資信託は貴方を騙そうとする商品なのかもしれません(銀行が儲かる仕組みになっている)。

 

特に注意したいのが、退職金の振込先である銀行から投資信託の購入を進められるパターンです。

 

下記の記事でも説明されていますが、銀行は投資のプロでは無く販売のプロです

 

銀行が儲かるように手数料が高めの投資信託を進められ、退職金が減っていくという悲しい現象が起きてしまいます。

 

【参考記事】

なぜ多くの人が老後資金の運用で失敗するのか | 東証マネ部!

 

 

また、そもそも投資信託全体の中で約1%しかまともな商品が無いというのが日本の現状だったりします。

 

ようは、銀行等の販売元が儲けるための投資信託の商品が多いからです。

 

【参考記事】

まともな投信1%、森信親金融庁長官が斬る業界の悪弊|森本紀行はこう見る|機関投資家・資産運用業界向け資産運用総合情報サイト【fromHC】

 

一時期お年寄りを騙して不必要な保険を契約させる「かんぽ生命問題」がありました。

 

この「かんぽ生命問題」と同様に、投資の知識が無いことを言いことに貴方の退職金を狙って積極的に騙しに来るのです。

 

 

以上のことから、知識が無い状態で他社から勧められた投資信託をそのまま購入してしまうのは非常に危険。

 

知識が無い状態で投資をするのは絶対辞めましょう。

 

どうしても投資信託を購入したいのなら、勉強して知識をつけてから貴方自身がどの投資信託を購入するのか決めるべきです

 

②冷静な判断がしにくくなる

老後資金である退職金を投資に使ってしまうことで冷静な判断が出来なくなります。

 

少し値下がるだけで急に焦りや不安が広がり、すぐに売ってしまう等、やってはいけない事をしてしまう可能性が高くなります。

(投資信託は値段が上がったり・下がったり変動していきます)

 

よくあるのは、コロナ等で一時的に値下がりした時に焦って売ってしまうことです。

 

 

投資初心者の方は経験がゼロのため、この少し値下がっただけで慌ててしまい、さらに大事な老後資金ということもあり、より焦ることに。

 

経験が無い分、どうしても冷静な判断が出来ずに、結果として退職金を減らしてしまう事になります。

 

③損した時にリカバリーが効かない

投資信託の商品選びに失敗したり、販売元に騙されたり、大きく値下がりした時など。

 

1000万円以上の高額な退職金で購入した投資信託で大きく損した時、60歳近い方が損した分をリカバリーすることは容易ではありません。

 

これが20代・30代の若い時なら投資で失敗しても挽回出来る期間が沢山あります。

 

バリバリ働いて稼ぐことが出来ますし、投資の失敗を糧にして再挑戦することも出来ます。

 

 

しかし、60歳の方は正直な所、あと何年働けるか分からない状態ではないでしょうか?

 

体も若いころと比べてバリバリ動くわけではありませんよね?

 

そのため、投資の知識・経験ゼロの貴方が投資信託で絶対に損しないことは正直な所難しいと思います。

 

 

例えば、株が大暴落した「リーマンショック」のようなことが再び起きた時、貴方はじっと耐えることが出来ますか?

 

2.投資信託で失敗しない方法:投資をしないが一番

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60歳近い投資初心者の方が、老後資金である退職金を使って投資信託を購入するのは非常にリスクがあります。

 

そのため、投資経験がゼロならば投資をしないという選択が一番安全です。

 

普段運動しない人が慣れない運動をして筋肉痛になって痛い目に合うのと一緒です。

 

(60歳超えた人が慣れない運動をすると筋肉痛ではすまず、体調不良になるかもしれません)

 

 

投資信託を購入しない代わりに、貴方の健康に自己投資してみてはどうでしょうか?

 

60歳から65歳、70歳と引き続き働くことが出来れば、投資信託を運用する以上にお金を稼ぐことが出来ます。

 

仮に、(給料が下がったとしても)70歳まで年金に頼らずに給料で生活することが出来れば、42%の割り増しで年金を受給することが出来ます(繰り下げ受給)

 

 

正直なところ、60歳こえても引き続き健康で働くことが出来れば、リスクを負ってまで貴重な退職金で投資信託を購入する必要は無いのではないでしょうか?

 

 

【参考記事】コチラの記事も参考になります。

「退職金を運用して増やしましょう!」の甘い言葉に潜むリスク(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース

 

3.それでも投資信託をしたいなら?

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それでも投資信託にチャレンジしてみたいのなら、一から投資の勉強をし投資信託の仕組みを理解する必要があります。

 

その上で、購入する投資信託はあなた自身が選択すべきで、私も含め、他人からのアドバイスだけで投資をするのは非常に危険です。

 

 

初心者の方が投資信託を最初に勉強する上で参考になるのが下記の「初めての投資信託入門」の本です。

 

私が投資信託に挑戦する前に最初に読んだ入門書で、本当に基礎から書かれているので投資信託がどういうものか?を理解することが出来ます。

 

 

さらに、具体的にどういった投資信託を選べばいいかについては、下記の本が参考になります。

 

どういう基準で投資信託を選べばいいのかが分かりやすく解説されているので、実際に投資信託を購入する際の判断材料になります。

 

 

 

もし投資信託にチャレンジするのなら、まず初めに投資信託についてキチンと勉強した上で貴方自身が納得できる商品を購入すべきです。

 

貴方の退職金は必ず狙われています。

 

貴重な退職金を他社の判断にゆだねて良いのでしょうか?

 

4.まとめ

この記事では株初心者の方が退職金を使って投資信託に失敗しない方法について説明しています。

 

基本的には、これまで投資をしてこなかった方が退職金で投資をすることは辞めるべきです。

 

その理由は次の3点あります。

 

  • 騙されやすいし、騙しにくる
  • 冷静な判断がしにくくなる
  • 損した時にリカバリーが効かない

 

投資信託で稼ぐことは非常に難しく、下手すると騙されて損する可能性も多々あります。

 

投資よりも、まずは健康・体力を維持して出来る限り長く働くことの方が、より確実にお金を稼ぐことが出来ます。

 

 

それでも定年後から投資信託にチャレンジしたいのであれば、ご自身で勉強して、どの投資信託を購入するのかを決定すべきです。

 

正直な所、銀行員やFPといった方のアドバイスは信用できないので要注意です。