「上司(先輩)は部下(後輩)にご飯をおごるべきか?」というサラリーマンの悩めるテーマ。
私は、サラリーマンをして5年たちます。後輩も入ってきて、先輩でもあるが、まだまだ後輩でもある立場になります。そんな私が感じた、上司が部下にご飯をおごるべき理由を記事にしてみました。
※私の職場は基本的に男ばかりの職場なので、この記事は男上司と男部下の話になります。女性の場合はもしかしたら感じ方が違うかもしれません。
★上司(先輩)がごはんをおごった方が良い理由3選
① おごらない時のリスクが半端ない
まず第1に、上司がご飯をおごらないリスクは計り知れません。
よっぽど仲が良い・信頼関係があるといった関係性があれば別ですが、部下や後輩からしたら、上司や先輩と仕事終わりにご飯や飲みに行くのは苦痛の可能性が高いです。私も仕事終わりに上司と真剣に仕事の話をするなんて結構億劫なイベントです。
「就業時間中にやれよ」と多くの方が思っていると思いますが、上司から誘われると、断りたいけど断れないからという理由で、仕方なく行く場合があります。
後輩側がそういうマインドのため、「ご飯はおごられて当然」、「せめてご飯くらいおごれバロー!!」という気持ちが結構あります。そのため、割り勘だと「ケチなやつ」、「俺の貴重な時間を・・・ゴラッ!!」みたいな負の感情が湧いてきます。その負の感情はちょっとずつ上司のマイナス評価へとつながってしまいます。
また、絶対にやってはいけないのは、中途半端に上司側が多めに払うという行為です。良くある「3000円払うから、1000円払ってね」というやつです。
せっかく多く払ったのに割り勘の時よりも負の感情は高まります。「中途半端なやつ」、「なにちょっと見栄はってんだ」といった具合です。私もこの中途半端に多く払う先輩側の気持ちが全く分からないのですが、どうせやるなら全部払ったほうが良いと思います。
最終的に「うちの会社は昇格しても稼げないんだな」という上司個人だけでなく、会社に対する負のマインドにつながる可能性があります。
②おごることで、評価が上がる可能性も
気持ちよくおごることで、「さすが上司っす!!」と尊敬までは行かないですが、多少なりとも評価が高くなる可能性があります。
関係性が良く、部下や後輩の方から「先輩ごはん行きましょ!!」と誘ってくる場合はこの効果はより高くなります。
また、自分がおごることで、まわりまわって他の上司がその話を聞き、評価を上げることもあります。
私も後輩と出張行ったときに、関係性も良くなったと思い、出張の最終日に打ち上げに誘いました。その後、どうやらその話を自分より先輩の人に話したらしく、その先輩から「お前はさすがやな」と褒められました。
自分が知らない間に回りまわって評価が多少上がっているかもしれません。
③「貴重な時間をありがとう!!」という意味でご飯をおごる
今の時代、部下のプライベートの貴重な時間を奪ってないか?という視点が上司側に必要だと私は思っています。特に最近では色々なハラスメント問題があり、非常に上司と部下の関係性がデリケートになっています。
私自身は、仕事終わりに真剣に仕事の話をしに飲みに行くのは嫌ですが、上司と笑い話をしに飲みに行くくらいなら特に抵抗はありません。ただ、上司が楽しく飲みに行くつもりでも、それでも部下は嫌な場合があります。
部下や後輩にもプライベートの予定でいっぱいです。それを必要でもないのに(部下側はそう思っています)、上司から部下を誘うことは、部下の予定や貴重な時間を奪う行為になります。たとえ部下の予定がゲームをするということであってもです。
昔からある「飲みにケーション」は手段によって部下の悩みや、仕事を円滑に進めるために効果のあるツールになりえるかもしれません。仕事終わりの飲みを全否定するつもりはありませんが、部下の気持ち・関係性をしっかりと見極めないとこれからの時代は上司側が痛い目にあいます。
せめて、「貴重な時間をありがとう」とお礼の意味でおごるのがマナーではないかと私は感じています。
★まとめ
最近、会社内での上司と部下の関係性が非常にデリケートになってきたと言われています。私個人の考えでは、上司が誘った場合は、ご飯や飲み代は上司もちで払うべきだと思っています。
部下が誘って来た場合も基本的にはおごった方が良いと思います。部下が誘うなんて、中々ないことで、大分信頼されているか人知れず相談したいことがあるのかもしれません。
また、焼き肉や飲みなどのガッツリ行く場合は、部下側が気遣いしないように「食べ放題」「飲み放題」などにするといった気遣いも必要だと思います。
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