あなたはNDI-UT試験の勉強が進んでなくて困っていませんか?
NDI協会のテキストは非常に分かりにくく、理解することが難しくなっています。
どの種目であっても試験対策には協会のテキストと問題集しか販売されていないため、多くの受験者が試験勉強に苦労することに。
しかし、UT試験だけは「超音波基礎のきそ」という非常に分かりやすい参考書が市販されており、本書を使って勉強した方が理解しやすくて進みます。
結論から言えば、「超音波基礎のきそ」はUT1からUT3の試験まで広く使える参考書。
私はUT2の試験を受けた時に本書を活用して1発合格しましたし、UT3の試験合格にもかなり役立ちました。
当記事では「超音波基礎のきそ」の紹介と試験勉強にどう使えばいいのかを具体的に紹介しています。
UT試験の勉強に苦労している方はぜひ参考にしてみてください。
1.UT試験に「超音波探傷基礎のきそ」が超絶オススメ
絵とき「超音波探傷」基礎のきそ (Mechatronics Series)
「超音波探傷基礎のきそ」は永年非破壊検査に関わっていた谷村康行さんが書かれた超音波探傷の入門書。
「超音波とは何か?」からスタートし、意外とUTレベル3でも役立つ発展的な内容までカバーされています。
本書はNDIの資格試験用の参考書ではありませんが、UT入門者でも基礎を分かりやすく学ぶことが出来るので、実は資格試験の勉強にもかなり役立ってくれます。
例えば、UT2の計算問題で出題される「スネルの法則」や「近距離音場限界距離」、「探触子の指向性」、「斜角法の計算」、「DGS線図を使った計算」は本書でマスターすることが可能です。
私は会社の先輩から勧められて本書を試験勉強に活用してみましたが、UT2だけでなくUT3の試験でも大活躍してくれました。
(UT3で出題される「形状反射能率」や「音圧反射率」の計算問題がマスターできます)
本書は次の2つの特徴があり、普通に分かりやすいだけでなく、読み手のレベルに応じて勉強すべき部分が明確なのが特徴です。
- 超基礎的なことから応用まで、イラスト多めで分かりやすい
- 「易」「中」「難」の3段階評価で項目が分かれている
そのため、UT1の受験者は「易」の部分だけを勉強し、UT2の受験者は「中」の部分まで読めば試験のための基礎を身に付けることが出来ます。
NDIから出版されているテキストよりもはるかに分かりやすいので、NDIのテキストを読む前にまずは「超音波基礎のきそ」で勉強して基礎を固めるのが試験合格のための近道です。
2.レベル1、レベル2受験者の勉強方法
UTレベル1、レベル2受験者の方は勉強の1番最初に「超音波基礎のきそ」を使って勉強するのがオススメです。
超音波探傷の基本的な知識を分かりやすく学べるため、NDI協会のテキストよりも勉強が進むと思います。
この時、「難」の項目は難しい内容になっているため、無理に勉強せずに飛ばしてOKです。
「超音波基礎のきそ」で一通り勉強した後はNDIのテキストを読みながら、過去問や問題集に取り組むのがオススメです。
いきなりNDIのテキストを読むよりもテキストの内容が頭に入ってきますし、「超音波基礎のきそ」と重複した内容が多いと思います。
本書はNDIのテキストを理解するための基礎作りにピッタリで、最初に本書で勉強することで効率良く試験対策を進めることが出来るようになります。
(「超音波基礎のきそ」は試験用の参考書ではないため、最終的にはNDIのテキストをしっかり理解する必要があります)
※こちらの記事でもNDIレベル2の一次試験に合格するための基本的な流れを紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
3.レベル3受験者の勉強方法
「超音波基礎のきそ」はレベル3の試験勉強にも使えます。
私はUT2までの知識の復習に本書を活用し、その後にUT3のテキストを読んで勉強しました。
本書は超音波探傷の入門書であるものの、ここに書かれている内容が試験問題に出題され、UT2までの知識の復習以上にかなり役立ちました。
特に、UT3で出題される計算問題のいくつかは本書でマスター出来るのは正直ビックリしました。
UT3の勉強の第一歩として、「超音波基礎のきそ」でザっと基礎知識を復習するのがオススメです。
※こちらの記事で実際に私がUT3に合格した時のポイントをまとめています。あわせて参考にしてみてください。
4.まとめ:超音波探傷の基礎固めにピッタリです
当記事では「超音波探傷基礎のきそ」の特徴と本書を使った勉強方法について解説しました。
本書は「超音波は何か?」から始まり、超音波探傷の基本事項をイラストをつかって分かりやすく学ぶことが出来ます。
UT試験に合格するための基礎固めにピッタリの参考書。UT1~UT3まで幅広く活躍してくれます。
「超音波探傷基礎のきそ」で基礎知識を取得すれば、その後の勉強がスムーズに進むので、UT試験の最初の勉強にぜひ使ってみてください。