【非破壊検査】NDI レベル3 基礎試験(一次試験)のおススメの勉強法と対策

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当記事ではNDIレベル3基礎試験一次試験)のおススメ勉強法と対策を紹介しています。

 

NDI試験の情報はネットで調べても中々見つけられないのが現状。

 

また、レベル2と比較してレベル3の試験を受験する人もかなり限られており、周りに試験情報を聞ける人がいないことも多いかと思います。

 

(レベル2を4種目取得して満足するパターンが多いのでは?)

 

そこで、レベル3取得者の私が実際にレベル3基礎試験を受験した時に感じた、基礎試験を合格するためのポイントを紹介していきます。

 

これから受験を考えている方の参考になればと思っております。

 

 

 

 1.NDIレベル3基礎試験の内容について

 

 NDIレベル3資格を取得しようとするとき、最初の難関が一次試験の基礎試験になります。

 

この一次試験に合格した後に二次試験として申請したNDTに関する試験が行われます。

 

NDTフラッシュVol70.No.6によると、2020年秋季試験でのレベル3基礎試験の合格率は9.9%とかなり厳しいものとなっています。

 

その低い合格率の原因は試験範囲の膨大な広さによるものではないでしょうか?

 

【参考ページ】

一般社団法人 日本非破壊検査協会:資格試験:「NDTフラッシュ」コーナー/試験関連の情報:2021年NDTフラッシュ(機関誌VOL.70掲載分)

 

具体的に、レベル3基礎試験の試験内容は次のA~Cパートから構成されています。

 

 

  • Aパート:材料化学、製造技術に関する技術的知識
  • Bパート:JIS Z 2305に基づいた認証機関の資格及び認証に関する知識
  • Cパート:4つのNDT方法に関するレベル2程度の問題

 

※ JIS Z 2305より抜粋

 

試験に合格するためには各パートで70%以上得点する必要があります。

 

この中でCパートが4つのNDT方法の問題を解く必要があるため、かなり膨大な復習(勉強)が必要になります。

 

後述しますが、このCパートが一番勉強がおろそかになってしまい、合格点に達しない原因に。

 

(一度取得しているNDTレベル2相当の問題のため、覚えているだろうと過信してしまうからです)

 

各パートごとでの注意点・対策を紹介していきます。

 

パートAの対策 (金属材料化学)

 

使用する参考書:「非破壊試験技術者のための金属材料概論」

 

使用する問題集:「レベル3技術者のための材料科学及び認証システムに関する問題集 」

 

私が受験して一番難しいなと感じたのがパートAで、実際の試験に出題された問題が問題集と違ったからです。

 

これまでのレベル2の各試験では出題されてこなかった金属材料の知識が問われるため、覚えることも多く、3つのパートの中で勉強が一番難しいパートと感じました。

 

基本的には協会から出されている上記のテキストをしっかり読み込み、問題集を何度も解いていくことになります。

 

NDIの試験ではよくある「問題集そのままの問題が出題」というパターンが結構少ないので、テキストをしっかり理解することが必要です。

 

よくある「問題集をそのまま暗記」はパートAではおススメできません。

 

私も3つのパートの中でパートAに一番勉強時間を使っていました。

 

 

協会の公式テキストの内容が難しい場合は、コチラの市販の参考書で基礎固めするのがおススメです。

 

※イラスト多めで字が大きいので入門書として最適です。

 

 

 

パートBの対策 (認証システムの問題)

使用する参考書: JIS Z 2305 (JIS ハンドブック 43 非破壊検査)

 

使用する問題集:「レベル3技術者のための材料科学及び認証システムに関する問題集 」

 

 Bパートは正直な所、全く難しくありません。

 

JIS Z 2305の「非破壊検査技術者の資格及び認証」について問われますが、すでに知っていることが多いので新しく覚えることはとても少ないです。

 

JIS ハンドブックの中のJIS Z 2305を一通り読んだ後に、上記の問題集に取り組むことで十分合格点を取ることが出来ます

 

私の周りでもパートBで落ちたという人は中々聞きません。

 

そこまで時間をかけて勉強する必要がないため、休憩時間や昼休みに少しづつ勉強する程度で十分だと思います。

 

協会からは「JIS Z 2305:2013 非破壊試験 技術者の資格及び認証」というテキストが発売されてますが、ぶっちゃけ会社のJIS ハンドブックから JIS Z 2305の部分をコピーすれば良いので買う必要はありません。

 

 

また、パートBのためにJIS ハンドブックを購入する必要はありませんが、レベル3取得を本気で狙いにいくのなら購入して損はしません。

 

(二次試験の手順書作成で自前のハンドブックがあると勉強しやすいから)

 

レベル3の二次試験の手順書作成でかなり活用しますし、日々の業務での調べ物にも自身の物があると便利だからです。

 

 

 

 

パートCの対策 (4つのNDT方法に関するレベル2相当の問題)

使用する参考書:各レベル2のテキスト

 

使用する問題集:各レベル2の問題集

 

パートCは問題の難易度は難しくありませんが、試験範囲が膨大なため、かなり厄介です。

 

レベル3を受験を考えている方は、すでに4つのNDTレベル2を取得していることが多いので、新しく知識を覚える必要はありません。

 

ただ、レベル2の試験内容をほとんど忘れていることが多く、それゆえ、結局は全部のレベル2の教科書と問題集を復習する必要が出てきます。

 

 

パートCの落とし穴は、「レベル2の問題だから何だかんだ受かるだろう」と油断することです。

 

私の会社でも油断して勉強せずにパートCを落ちるパターンが多いです。

 

私も何となく覚えているだろうと思っていたものの、レベル2の問題集が全然解けなくてビビった記憶があります(完全に忘れていました)

 

 

また、毎回決まった問題というのは少なく、(周囲の話を聞くと)ランダムに出題される印象です

 

それでも勉強方法はいったてシンプルです。これまでに受験してきたレベル2の教科書と問題集を再度取り組むことです。

 

一度合格しているので、勉強し始めたら思い出してきます。

 

試験範囲が膨大ですので、数か月前からコツコツ勉強することが大切です。

 

また、協会から「非破壊試験技術総論」というテキストが出ていますが、このテキストは全く必要ありません。

 

私も受験時に買ってみたものの、内容が薄すぎて結局はレベル2のテキストと問題集で勉強しました。

 

 

2.レベル3の基礎試験を受けるオススメの時期

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 レベル3を受験するタイミングはPT・UT・RT・MTの4つのレベル2に合格した後が一般的だと思います。

 

ただ、パートCで4つのNDT方法のレベル2相当の問題が出題されるため、個人的には4つ目のレベル2を受験する時に同時に受験するのがおススメです。

 

一見無謀のように感じますが、どのみち時間がたってしまうとレベル2の内容も忘れてしまうため、どのみち最初からレベル2の内容を勉強しなおす必要があるからです。

 

そのため、将来的にレベル3の取得を決意している状態なら、早い段階で基礎試験を受験した方が効率的です。

 

3.対策講座はあるの?

日本溶接技術センターでレベル3基礎試験対策講座が開催されています。

 

レベル3基礎試験受験対策講習会 | 一財)日本溶接技術センター

 

 

ただ、費用が8万8千円とヤバイ高額です。

 

私は独学で合格しましたし、周囲も独学で合格する人がほとんどです。

 

そのため、この対策講座を受験する価値があるかは残念ながら私は分かりません。

 

正直な所、独学で十分合格できるのでワザワザ受験する必要はあるのかな?と疑問は感じます。