あなたは「地元の国立大学に行けるなら行きたいけど、絶対無理!!」と最初から諦めモードではありませんか?
確かに東大・京大・大阪大・東工大といった一部の国立大学は超難関ではありますが、実は地方にある国立大学はそこまで難易度は高くありません。
(医学部といった一部の難関学部は除きます)
入試問題も基本的かつ定番な問題も多く、塾に通わなくても独学で誰でも合格を狙うことが出来ます。
仮に国立大学に通うことが出来れば、学費が安くて親孝行出来るだけでなく、周囲の評価も爆上がりで就職や今後の人生で有利になる場面が多くなります。
当記事では「地元の国立大学に行けるなら行きたいけど自信が無い」という方に向け、地方国立大学に合格するための方法を紹介しています。
当記事を読むことで、地方国立大学に合格するためのビジョンを見つけることが出来ます。
当記事の著者情報
私は高校3年間で塾に通わずの独学で国立大学の静岡大学や上智大学、明治大学といった有名私大に現役合格。
旧帝大・早慶などの超最難関大学に関する合格方法は伝えられませんが、それなりに有名な大学への合格方法は伝えることが出来ます。
当記事では私の大学受験の経験を元に地方国立大学に合格するための方法を紹介していきます。
1.地方国立大学の受験事情
そもそも地方国立大学とは地方にある国立大学で、東大・京大を初めとした旧帝大や一橋・東工大といった旧帝大に匹敵する有名国立大学を除いた国立大学を指すことが多いです。
まずはじめに、地方国立大学を受験する上で知っていて欲しい受験事情が次の3つです。
- そこまで難しい問題は無く、偏差値もそんなに高くない
- 共通試験対策が必要なので私立受験に比べて勉強量は多い
- 周囲が勝手にハードルを上げている所がある
それぞれ詳しく見ていきます。
①そこまで難しい問題は無く、偏差値もそんなに高くない
医学部といった一部の難関学部を除き、地方国立大学の入試問題はそこまで難しい問題はありません。
基本的な問題が多く、大学受験で定番と言われている有名参考書を繰り返し勉強することで二次試験に対応する力をつけることが可能です。
(数学で言ったら「チャート式」、化学で言ったら「化学重要問題集」といった受験勉強のド定番と言われている参考書です)
また、地方国立大学に必要とされている共通試験の点数や偏差値もそんなに高くありません。
もちろん大学や学部にもよりますが、偏差値が50~55の範囲、共通試験の点数が7割以下がボーダーラインの所が意外とあります。
(例えば、河合塾によると静岡大学の理学部化学科で偏差値52.5、共通試験66%がボーダーライン)
【参照先】
入試難易予想ランキング表 | 志望校をさがす | 河合塾 Kei-Net
平均が偏差値50なので平均以上の学力は求められますが、いうほど難しいということはありません。
1度、あなたが学校で受けている模試の主催予備校が提供しているボーダーラインをチェックしてみてください。
「意外とイケそう」と感じるかと思います。
②共通試験対策が必要なので私立受験に比べて勉強量は多くなる
国立大学を受験する上で5教科7科目の共通試験は避けては通れません。
仮に理系志望であっても国語と社会1科目を受験する必要がある上に、理科は2科目も必要です。
そのため、私立大学のみを受験する場合と比べて勉強する量は多くなるのが国立大学受験の欠点です。
(勉強の負担が大きい分、ライバルも少なくなる部分もあります)
ただし、共通試験は高校で習う基本的な問題が多く、さらに地方国立大学は共通試験で高得点を取る必要はありません 。
後述しますが、教科書レベルから共通テストレベルに対応している分かりやすい参考書と共通テスト用の問題集に取り組めば合格レベルに到達することが出来ます。
※スマホから「共通テスト おススメ参考書 数学(科目名)」で検索すると評価が高い参考書が紹介されていますので、参考書選びで困ることは無いと思います。
③周囲が勝手にハードルを上げている所がある
多くの受験生が「国立大学は私には無理」と戦う前から諦めている部分があります。
以前、知り合いの高校2年生の方に「今から勉強すれば地元の国立大学なら合格狙えるよ」と話したことがありますが、「私なんて無理無理」と言われたことがあります。
その原因として周囲の大人が勝手に国立大学に合格するハードルを上げすぎている所があるのでは?と私は考えています (特に田舎では)。
私の地元でも「国立大学に通っている○○さんの所の息子さんは優秀」とアホみたいに持ち上げられている所があります。
たしかに、地方の国立大学に合格するには平均以上の学力は必要ではありますが、だからといって勉強すれば誰でも手に届くところにあるのも事実です。
私も合格したから分かりますが、地方国立大学に合格するには才能は必要なく、自分自身で進んで勉強することが出来れば十分合格を狙えます。
私の知り合いのように高校2年生の早い段階から無理と諦めるほど難易度は高くはありません。
2.地方国立大学に合格する3つのポイント
地方国立大学に合格するためには平均以上の学力が必要であり、共通試験対策が必要なため勉強量が必要なのは確かです。
それでも、勉強すれば誰でも合格出来るレベルであることは間違いなく、正しく対策を取れば十分合格を狙えます。
私の受験経験を元に地方国立大学に合格するための次の3つのポイントを紹介していきます。
- 適切な参考書選び
- 早めの受験勉強を進める
- より高い目標を持つ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①適切な参考書選び
国立大学に限らず、大学受験で大切なのが参考書選びです。
今のあなたに合った参考書を選ぶことが出来れば、後は参考書を進めるだけで自然と合格する実力を身につけることが出来ます。
地方国立大学に合格するには難しい参考書に取り組む必要は無く、ド定番の受験参考書に取り組むだけで十分合格することが出来ます。
大学受験用の参考書は豊富にあり、スマホからも参考書に関する情報を得る事が可能。
仮にあなたが田舎に住んでいたとしても、Amazonから注文も出来るので全国どこでも優秀な参考書を入手することが出来ます。
(事前にネットで参考書の情報を得たうえで、都会の本屋で実際の参考書を手に取って見て見るのも大変価値があります)
次の2つの段階に分けて、実際にどんな参考書を選べばいいか説明していきます。
- 普段の授業~共通テスト対策 (基礎固め)
- 2次試験対策
①-1:普段の授業~共通試験対策
国立大学に合格するためには共通試験は避けることが出来ません。
国立大学を受験する上で5教科7科目の共通試験を受験することが必要で、各科目をバランスよく勉強する必要があります。
共通試験対策には「講義系の参考書」+「共通試験対策用の問題集」を繰り返し行うこことで必要な点数を取れます。
共通試験は二次試験と比べて難しい問題は少なく、いかに各科目の基礎(教科書レベル)を固めていいけるかが重要になります。
各科目の基礎を理解する時に役立つ参考書が「講義系の参考書」で、教科書よりも分かりやすくて理解しやすい内容になっています。
例えば、化学の場合では「鎌田の化学基礎をはじめからていねいに」、「福間の無機化学」を始めとした講義系の参考書が非常に分かりやすくて有名です。
また、現代文の場合は「出口の現代文の実況中継シリーズ」が現代文が苦手な人には本当にタメになります。
(国語が苦手な私は出口先生の参考書で何とか現代文を乗り切った思い出があります)
上記のような「講義系の参考書」は学校で使用する教科書に比べてはるかに分かりやすいのが特徴です。
特に、苦手な科目は無理に教科書で勉強するよりも「講義系の参考書」を読むことで効率よく勉強できます。
(教科書や授業が非常に分かりにくいせいで理解出来てないことが多いからです)
今まで苦手だった科目が理解出来るようになれば、勉強も楽しくなって進んで勉強をしたくなるように。
スマホからでも「(科目名)+基礎+おススメ参考書」といった具合で調べることで、各科目の基礎固めにおススメの参考書を知る事が出来ます。
地方国立大学を受験する上で基礎固めが非常に大切になるので、焦らずに各科目の基礎を固めていきましょう。
その上で、共通試験対策用の問題集を購入してドンドン問題を解いて共通試験の問題に慣れていくことが大切です。
問題集選びも「(科目名)+共通試験+おすすめ問題集」のように検索すれば効果のある問題集を探すことが出来ます。
①-2:2次試験対策
地方国立大学の2次試験にはそこまで難しい問題は出題されません。
多くの受験生に必須とされるド定番の参考書を確実にマスター出来れば十分合格が狙えます。
例えば、数学なら「青チャート」、化学なら「化学重要問題集」といった昔から定番の参考書です。
(私が受験生の頃から今まで定番の受験参考書として有名です)
地方国立大学の場合は旧帝大とは違って難しい参考書を行う必要は無いので、その分ド定番の参考書を確実にこなすことが大切です。
その後は実際に受験する大学の過去問(赤本)に取り組み、あなた自身が足りないと感じた部分を他の参考書で補強していくのがおススメです。
(他の参考書に手を出すよりも、先に過去問に取り組み傾向と現状で足りない部分を洗い出す方が効果があります)
②早めの受験勉強を進める
国立大学を受験しようとしたならば、早め早めの受験対策が重要です。
国立大学を受験する上で5教科7科目の共通試験は避けることが出来ず、早めに各科目の基礎を固めておくと受験を有利に進められます。
あなたが高校2年時に「地元の国立大学を目指そう」と少しでも思ったのならば、2年生の間に各科目の基礎を少しでも固めて(復習して)おくのがおススメ。
(3年生で一気に基礎から2次試験対策を進めるのは本当に大変です)
この時、①で紹介した「講義系の参考書」を利用すると学校で使用している教科書よりも理解が深まります。
また、早い段階で国立大学を目指そうと意識出来れば、普段の授業にも集中出来ますし、無駄な授業というのも少なくなります。
(私立受験の場合は受験科目が少なるなるので、受験に関係ない授業は力が入りません)
特に部活も頑張っている方は勉強時間が中々取れない場合も多いので、早め・早めに受験を意識して基礎固めをしておくと合格にグッと近づくことが出来ます。
③より高い目標を持つ
地方国立大学は共通試験で7割前後、模試の偏差値が50~55あたりがボーダーラインのことが多いです。
平均以上の学力は必要ですが、これらのボーダーラインは勉強すれば誰でも届くラインだったりもします。
さらに、より確実に合格を目指すならボーダーラインで満足するのではなく、一つ上のランクを目指すのがおススメです。
例えば、共通試験なら7割5分~8割を目指したり、偏差値なら60を目指したりとワンランク上を目指していくと確実に合格することが出来ます。
私が受験生の頃は当初は旧帝大(九州大学)を目指して勉強していましたが、前期試験で不合格で後期試験に地方国立大学(静岡大学)に合格しています。
ワンランク上の大学を目指していたおかげで、後期試験の問題は簡単に解けた記憶があります。
このように一つ上を常に意識しておくと、確実に合格出来る学力が身に着けるのでおススメです。
特に、共通試験の点数は高ければ高いほど、その後の受験が有利になるので目標を高く設定しても問題ありません。
(すべり止の私立大の入試も共通試験利用で合格を狙えます)
3.地方国立大学に進学する3つのメリット
勉強を進めるモチベーションアップのために、地方国立大学に進学するメリットを3つ紹介します。
- 授業料が安い
- 世間からの評価が爆上がり
- 地元就職に強い
それぞれ詳しく見ていきます。
①授業料が安い
国立大学の授業料は私立大学より圧倒的に安いです。
下記の記事によると、国立大学の学費は4年間で「約243万円」。私立大学の学費は文系の4年間で「約398万円」、理系の4年間で「約542万円」かかるそうです。
【参照記事】
大学の学費はいくら?受験料、入学料、授業料を学びたい分野別にチェック!大学無償化も解説!【高校生なう】|【スタディサプリ進路】高校生に関するニュースを配信
学費が安いことは親孝行なだけでなく、私立に通うよりも奨学金を借りる額を少なく出来たり、バイトをする時間も少なく出来ます。
そのため、あなた自身が大学生活を授業とバイトで精一杯という状況から逃れられ、余裕のある大学生活を送ることが出来ます。
②世間からの評価が爆上がり
国立大学に通うことで、驚くほど世間から高い評価が得られます。
地元の近所の人や高校の同級生から「頭いい」と羨ましがられ、会社員になってからも同僚からも羨望の眼差しで見られます。
ただし、注意してほしいのが地方国立大学への周囲の評価が高すぎるため、「私には目標が高すぎないか?」と地方国立大学への受験を諦めてしまうことです。
(もしからしたら、周囲からも反対されるかもしれません)
受験の段階では周囲の評価は気にせず、冷静に地方国立大学への難易度を見極める必要があります。
何度も言っていますが、地方国立大学は世間が思っているよりも難易度は高く無いので、最初から諦めるのは非常にもったいないです。
③地元就職に強い
地方国立大学は就職に有利になります。
共通試験でボーダーラインを突破しているため、理系及び文系全般で基礎学力を身につけていることが証明されます。
また、国立大学の入試を突破できる努力出来る人として評価して頂けます。
特に、地方での就職の場合は東京と違って周囲に有名大学が国立大学しかないため、その都道府県での就職は抜群に効果を発揮します。
4.まとめ
この記事では地方国立大学に合格するための方法を紹介しました。
国立大学に合格するにはメチャクチャ難しくて、一部の優秀な人しか合格することが出来ないイメージをお持ちかもしれません。
地方国立大学は合格に必要な共通試験の点数や偏差値のボーダーラインがそこまで高くなく、平均より少し上ぐらいの学力で合格出来るのが実情です。
地方国立大学に合格するために1番重要なのは参考書選びで、超有名なド定番の参考書で基礎固めをすれば合格ラインを目指すことが出来ます。
わざわざ塾に通わなくても独学で十分合格可能です。
当記事があなたの国立大学受験の後押しすることが出来たなら幸いです。
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