あなたの会社で同じ資格試験に落ち続けている部下はいませんか?
会社で必要な資格のため、部下の資格取得状況により上司側の評価にも影響がある場合も。
結論から言うと、試験に落ち続ける部下の特徴は次の4つに分類することが出来ます。
- 参考書をケチる
- 楽しようとする
- 計画性が無い
- 単純にやる気がない
はっきりいいます。4.の「やる気がない」部下はどうすることも出来ませんので諦めてください。
その他の1.~3.が原因で試験に落ち続ける部下は望みがあります。
なぜなら、資格試験の勉強方法を正しく行えてないだけの可能性があるからです。
(やる気が平均以上あると思われる)
かく言う私の会社でも会社命令で取得すべき資格が10個以上あり、入社してから社員全員が資格勉強に励んでいます。
そんな中、同じ資格に対して1発で合格する人が多い中、同じ資格を何回も落ち続ける人が何人もいます。
落ち続けている人の話を聞いてみると、だいたい上記の4つの特徴に分類することが出来ました。
この記事では、同じ資格試験に何回も落ち続ける部下の4つの特徴と対策を紹介しています。
1. 同じ資格試験に何回も落ち続ける部下の3つの特徴
冒頭でも述べましたが、同じ資格に何回も落ち続ける部下には次の3つの特徴があります。
- 参考書をケチる
- 楽しようとして失敗する
- 計画性がない
- 単純にやる気が無い
同じ学校出身なのにA君は一発で合格し、B君はいつまで落ち続ける。
私の会社の落ち続ける後輩を観察してみると、その理由に上記の特徴が当てはまりました。
(単純に学力の問題ではない)
それぞれの特徴について下記で詳しく解説していきます。
①参考書をケチる
資格試験の勉強の基本は試験用の参考書と過去問集を繰り返し行うことです。
一般的な資格試験は定番の参考書を取り組めば合格することが出来ることが多いのではないでしょうか?
試験に何回も落ちる人の中には、なぜか参考書と過去問集をケチって買わない人がいます。
先輩社員の方に「この参考書やっとけば試験に受かるから」とアドバイスされているにも関わらず参考書を買わない。
先輩から使えない古い参考書を貰ったり、会社にある受験用の資料だけ見て勉強を行います。
どういう理由かは不明ですが、資格試験対策にお金を使わないので十分な資格試験対策が出来ません。
②楽しようとして失敗する
資格試験に落ち続ける人にありがちなのが、変に楽をしようとして失敗するパターンです。
資格勉強の基本も出来ていないのに、「東大式勉強法」のようなテクニック重視で勉強するので試験に対応できません。
私の会社で良くあるパターンが、「過去問中心で勉強する」を都合よく解釈して、過去問でしか勉強しないケースです。
資格試験に必要な知識が身についていないため、意味も分からずにただ過去問を暗記して試験に挑むだけになります。
そういう奴に限って「過去問と傾向が違って・・・」とアホな事を言います。
参考書を読んで知識を身に着けてないので、過去問と似ている問題は全く解けないからです。
(そのまんまじゃないと解けない)
③計画性がない
「仕事が忙しかった」と言い訳する人は、単純に計画性がない場合が多い。
試験日から逆算して勉強の計画を立てていないため、行き当たりばったりで参考書を全部読むことなく試験に挑むことになります。
仕事の繁盛期や流れを理解して勉強期間を設定しないため、結果として「仕事が忙しかった」という言葉になってしまいます。
④単純にやる気が無い
上司や先輩側からどうすることも出来ないのが、本人にやる気が無いパターンです。
一部の難関資格を除いては、多くの資格試験は勉強すれば合格する試験だと思います。
数回だけならいざ知らず、何回も落ちるということは単純にやる気が無い場合が多いです。
①~③は勉強方法が間違っているだけなので対策が出来ますが、この「やる気が無い」はどうすることも出来ません。
勉強する気の無い人に勉強させることは困難なので、次の章でも述べますが放置するのが一番です。
2.同じ資格試験に落ち続ける部下の対策
会社と自身の評価のために、何とかして資格合格に導きたいところです。
これまで述べたように、同じ試験に何回も落ち続ける部下の特徴は次の4つありました。
- 参考書をケチる
- 楽しようとして失敗する
- 計画性がない
- 単純にやる気が無い
このうち、1.~3.が原因の場合は対策することが可能です。
この場合は、単純に勉強方法が間違っているだけなので、その方法を正すことで良い方向に向かう可能性があるからです。
例えば、3.の「計画性が無い」場合は一緒に計画を立ててあげるといった具合です。
最後に、4.の「単純にやるきが無い場合」は対策法はありません。
どんなに優れた参考書・計画があってもやる気が無ければ意味がありません。
そういう部下は、ほっとくのが一番です。
なぜなら、やる気のない部下にやる気を出させるのは相当なパワーが必要だからです。
そのパワーをやる気のある部下や他の仕事に使った方が会社としても有益です。
仮に、やる気を出させるために強く怒っても、最近ではパワハラとして訴えられる危険性があります。
やる気の無い部下を放置することに抵抗がある場合は、下記の記事を参照してみてください。
参考記事
まとめ:部下の間違った勉強法を直していこう!!
この記事では、同じ資格試験に何回も落ち続ける部下の特徴と対策を述べました。
何回も落ち続ける部下に対して、まずは間違った勉強法をしてないか確認してみてはどうでしょうか?
また、部下が単純にやる気が無い場合は放置してOKです。
熱心に「資格を合格できるように」指導しても効果はありません。
そのパワーが無駄になるだけでなく、変にハッパをかけて「パワハラだ」と言われても面倒です。
そのため、やる気が無くて落ち続ける部下は放置し、それ以外の理由で落ちている場合は熱心に指導する価値は十分あります。
また、下記の本はAmazonで高評価の勉強方法に関する書籍です。
試験に落ち続ける部下に読ませてみると、何かヒントをつかめるかもしれません。