【驚愕】年収1千万円なのに貯金ゼロ? 年収1千万円の生活が想像と違っていた件

※ 当ブログには、アフェリエイトリンクによるプロモーションが含まれています

スポンサーリンク

夢の年収1千万円と聞くと、あなたはどんなイメージを抱きますか?

「高年収」「高級車」「高級住宅」なんてイメージを思い浮かべると思います。

 

しかし、多くの人が思い描いている年収1千万の生活は、世間が勝手に作られたもので、本当は家族四人暮らしでいっぱい・いっぱいだったりします。

 

ちょっと生活レベルを上げると、年収1千万円なのに実は我々の方が貯金があるという嘘のような本当のことだったりします。

 

この記事では、本当は夢も希望も無い「憧れの年収1千万円」の生活の実態をあばいていきます。

 

 

年収1千万円なのに貯金がゼロ?

f:id:heitalian:20201122194703j:plain

誰もが憧れる年収1千万円の生活って気になりますよね。

 

企業の管理職だったり、医者、外資系会社のエリート社員をついついイメージしてしまいます。

憧れの高級車を乗り回して高級住宅に住んだりと、勝手に妄想がドンドン広がっていきます。

 

そんな年収1千万円の方が貯金が全然出来ていないって信じられますか?

 

金融広報中央委員会による「家計の金融行動に関する世論調査 (二人以上世帯、2019年」によると、約14%の方が貯蓄(金融資産)が100万円未満で想像(妄想)と何だか違う結果に。

(1千万~1千200万円の貯蓄平均は1790万円となんだか妙にリアルな数字)

 

参考記事:年収1000万円でも貯蓄ゼロは10%。生活が苦しい3つの理由は | 東証マネ部!

 

 色々調べてみると、実際の年収1千万円の生活はそれほど裕福ではなく、少し生活レベルを上げると一気に家計が赤字になる危険が潜んでいました。

 

下記の①~⑤で年収1千万円のリアルな生活を解説していきます。

 

① 年収1千万円の手取り額は?

f:id:heitalian:20200423202140j:plain

年収1千万円の方の月々の手取り額は約720万円で、単純に12か月で割ると60万円に。

(下記の参考記事から年収に対する手取り額を調べることが出来ます)

 

ボーナスを考えると月36万円の手取りにボーナスが手取りで144万円×2回 (4ヶ月分と仮定)

 

「あれ?ボーナスは凄いけど、なんか月の手取りショボない?」って思いませんか。

いやいや、繁盛期で残業メッサしたらこれくらい俺でも稼いでるよって方多いと思います。

 

参考記事:年収別 手取り金額 一覧 (年収100万円~年収1億円まで対応) | 千葉県船橋市、市川市、浦安市の税理士 西船橋駅徒歩2分の酒居会計事務所の税金ブログ

 

②家族4人暮らしの生活費っていくら?

f:id:heitalian:20200514222825j:plain

家族4人(夫婦+子供2人)暮らしの生活費の平均を調べてみました。

総務省統計局による「家計調査(家計収支編)総世帯・詳細結果表(2019年)」によると、

4人家族の平均的な生活費は34万円になります

(下記参考記事では、統計データが綺麗にまとまっていて見やすいです)

 

①「年収1千万円の手取り額は?」で調べた36万円の手取り額のほぼ全額が生活費に消えることになります。

その34万円の内訳はコチラになります。

 

  • 飲食費:83,799円
  • 住居費:16,988円 (住宅ローンはココには入っていません)
  • 光熱費:23,732円
  • 家具・家事用品:12,542円
  • 衣服類:14,212円
  • 保険医療:12,707円
  • 交通費:40,807円
  • 通信費:17,003円
  • 教育費:28,739円
  • 教養娯楽費:34,495円
  • その他:53,628円
  • 計:338,650円

 

参考記事:一般的な生活費の内訳は? 家族構成別に見る一ヵ月の支出と家計の見直し方 | ナビナビ保険

 

この内訳の注意したいところは、住居費の項目に住宅ローンが除外されている点です。

そのため、実際にはもっとお金がかかる計算になります。

 

この結果を見て、あなたはどう思いますか?

憧れの年収1千万って、実は家族4人が暮らすのに最低限必要なラインに見えてきます。

さらにボーナスから住宅ローンや車のローン、将来の教育費と自由に使えるお金は意外と少ない。

 

※ちなみに、一人暮らしの生活費の平均は16万円、夫婦二人暮らしの生活費は26万円です。1人暮らしでやっと年収1千万円で余裕のある生活が送れそうです。

 

③年収1千万だと色々不利になる

①及び②によって、あなたは年収1千万円の生活がイメージしていたほど憧れでは無いなと思っていると思います。

 

そして、年収1千万円の方は様々な手当が受けられないことがあります。

その例が下記のものになります。

 

  • 児童手当が年間12万円少なくなる 
  • 高等学校等就学支援金制度(高校無償化)の対象外 
  • 日本学生支援機構の第一種(無利息)の奨学金の収入制限に引っ掛かる

 

参考記事:年収1,000万円の人が損をしているもの11個って?子供がいると意外と貧乏?

 

 実際にお子さんがいる家庭の場合、年収1千万円でも実は結構余裕のない状態です。

ボーナスの大半は子供の将来の学費等に消える事になります。

 

高級車や高級住宅なんかはもっての他で、お子さんが私立の大学に通うってなったら顔面蒼白ものです。

 

④年収1千万の響きが人を惑わす

f:id:heitalian:20201118195850j:plain

 年収1千万円の生活を苦しくする要因は他にもあります。

それが、「見栄」や「世間のイメージ」です。

 

我々がこれまで抱いていた「年収1000万円は高級車にのっている」という勝手なイメージや高年収という「見栄」により、子供を私立の小学校に行かせたり、本当に高級車を買うと一気に家計が赤字におちいります。

 

少し生活レベルを上げるだけで、下記記事の松山家みたいなことになります。

 

参考記事:忍び寄る「見栄」と「背伸び消費の誘惑」 -「実物の家計簿」拝見【年収1000万】 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

⑤子供の頃から疑問だった年収1千万円の生活

私は幼少期から年収1千万円以上の四人暮らしの家庭で過ごしてきました。

父親が医者で市内の病院に勤めており、私は周りから高年収ということでチヤホヤされました。

 

ただ、私自身が周りから言われるほど憧れの生活をしていた訳ではありません。

高校2年生まで借家、公立の小中に通い塾にも行っていませんし、外食も一切していません。

 

正直、親が金持ちだと勘違いして大学生の頃「車買ってくれよ」と(今思えば)アホなことを言いまくっていました。

今考えると私が送っていた生活が、本来の年収1千万円以上の生活だったことを働き始めて気づきました。

 

高校3年の時、父親が開業し住まいが変わりました。

映画が好きな父親は「念願のルームシアターを作る」と意気込んでおり、私もついに医者の本気を見ることが出来る!!と内心ワクワクしました。

 

実際に父親専用のルームシアター部屋にこっそり潜入してみると、部屋のど真ん中にちょっと大きめのテレビとソファーがあっただけでした。

映画館みたいなスクリーンを想像していたので、あの時の私は本当にドン引きしました。

 

そんな私の最大のファインプレーは、授業料無料で高校・大学と通ったことではないでしょうか。

 

関連記事:医者の年収:勤務医、開業医、診療科別に「医者の平均年収」を大公開…年収1億円の医者はどんな人なのか?(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース

 

まとめ:それぞれの収入に応じた生活を心がけよう

多くの方が抱いていた年収1千万円の生活。

実は四人家族で生活すると、実はそこまで余裕がありません。

 

高級車や高級住宅なんて年収1千万円では無理な世界で、私立の小学校に通わせたら一気に家庭が赤字になります。

 

年収1千万円に限らず、「見栄」や「世間の勝手なイメージ」で生活レベルを上げると生活が破綻します。

他人に惑わされず、それぞれの年収に応じた生活を心がける必要があります。