「大学院は無駄だった」と後悔している人が知るべき、仕事で活かせる5つのメリット

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あなたは「せっかく大学院まで進学したのに・・・無駄だったかもな」と後悔していませんか?

 

大学院でうまく成果が出せなかったり、希望の職種に就けなくて大学院進学を無駄に感じているのかもしれません。

 

私も大学院まで進学したにも関わらず、専攻すら全く関係ない職種に就職出来ずに後悔していました。

 

ただ、実際に働き始めてみると、学部卒の同期や少し上の先輩方と比べて、大学院に進学したからこそ得られたアドバンデージが色々あることを発見。

 

 

実は同じようなレベル(偏差値)の大学や少々上の大学位であれば、たとえ専門とは関係が薄い職種であっても院卒が有利になれる場面が多々あります。

 

私が働きながら実際に感じたことは次の5つの事柄です。

 

  1. 大学院手当で給料UP
  2. プレゼン力
  3. 自分自身で考える力
  4. 勉強する習慣
  5. ストレス耐性

 

当記事では、院卒なのに専門(化学)とは関係の無い職種に就職した私が実際に感じた、上記5つの「大学院卒だから得られるメリット」を紹介していきます。

 

 

 

 

1.大学院卒は基本給が高い

 

多くの企業で学部卒と比べ、大学院卒の基本給が高く設定されていることがあります。

 

大学院での専攻分野に関わらず、卒業するだけで学部卒よりも高い給料を初めから頂けます。

 

どれくらい基本給が高くなるかは会社によってマチマチですが、厚労省のデータによると初任給で約2万円ほど院卒の方が給料が高いそうです。

 

参考記事:【理系必見】気になる新卒年収!院卒と学部卒を比べてみた | 就活の方程式を変える。TECH OFFER

 

 

私の会社も大学院手当があるので、一緒に入社した学部卒の同期と比べて給料が高い状態でスタート出来ています。

 

この給料差は中々埋めることが出来ず、一緒に入社した同期が2年働いても院卒の初任給より低い場合が多々あります。

 

(逆に言えば、入社1年目の院卒の新人が3年目以上の学部卒の先輩社員より給料が高いこともありえます)

 

さらに、下記の記事によると大学院卒の生涯賃金で学部卒と比べて4000万円以上の差があるとのこと。

 

参考記事:院卒と学部卒、生涯年収が高いのはどっち? 学んだ知識を生かせている割合が高いのは? | ファイナンシャルフィールド (financial-field.com)

 

 

もちろん、大学院卒の方が優良企業に就職出来る機会が多い影響かもしれません。

 

それでも初任給が学部卒より高く設定されている企業に就職出来れば、それだけで給料面で大きなメリットになるのは間違いありません。

 

給料を1万円以上上げるのは中々大変なことだからです。

 

 

2.プレゼン力

 

私が就職して1番最初に学部卒との差を感じたのがプレゼン力です。

 

もちろん個人の特性にも影響されますが、院卒と学部卒では入社時点でのプレゼン力がかなり違いがあるように感じました。

 

理系の院卒の場合は学内での発表会や、学外での学会発表といった研究成果をプレゼンする場が非常に多いです。

 

そのたびに、指導教授や博士課程の先輩から研究室で熱いプレゼン指導が多々あったかと思います。

 

また、他大学の著名な教授や将来有望な若手研究者の前で発表し、質問で殺される緊張感は中々学部卒では味わえません。

 

 

資料作りからプレゼンの仕方まで学部卒に比べて院卒はかなりのアドバンデージがあると思います。

 

私の会社での学部卒の方は緊張により声が小さかったり、発表に慣れてないのが明白でした(会社のレベルや個人の特性にもよりますが)

 

一方で院卒の私や他の方は社長や幹部の前でも堂々と発表でき、「プレゼンに慣れてるね」とお褒めの言葉を頂くことが多いです。

 

理系の大学院卒の方は学部卒よりもプレゼンすることに関しては長けていますので、意識してより伸ばしていく価値はあります。

 

 

3.自分自身で考える力

学部生に比べて大学院生は問題分析力と言いますか、自分自身で考える力があります。

 

大学院生は研究室で指導教授からの助言だけでなく、自分自身で考えながら研究を進めることがほとんだからです。

 

一方で学部生は研究室で先輩から言われたことをただ行っていることが多いと思います。

 

私の会社を見ても学部卒は指示待ちが多く、院卒は自ら考えて行動しようとするケースが多く先輩社員から評価されている場面が多々あります。

 

就職してから壁にぶつかっても、院卒の方は研究の時と一緒で自分自身で考えて何とか突破しようとする姿勢が評価されます。

 

 

4.勉強する力(専門を極める力)

 

院卒の方はみずから進んで勉強できます。

 

院試で猛勉強した経験や、研究室で自身の専門を高めるために書籍や論文で勉強することが日常茶飯事だからです。

 

この勉強する習慣は就職してからも生かすことが出来ます。

 

会社に入ってからの勉強に抵抗感は少なく、必要な資格や覚えるべき専門知識に対して進んで勉強出来るからです。

 

私の会社は取得すべき資格がたくさんありますが、院卒の方が学部卒よりも明らかに合格率が高いです。

 

これは、院卒の方が頭が良いということだけではなく、単純に日々勉強する習慣が身についた状態で入社したことが大きいと私は考えています。

 

(学部卒の方は大学受験でいったん勉強する習慣が無くなる人が多いからです)

 

 

5.ストレス耐性

大学院生は学部卒に比べてストレス耐性が強い場合があります。

 

研究室のOBが「研究室よりも会社の方が楽だぞ」と豪語しているのを聞いたことはありませんか?

 

大学院の頃の私は「コイツ何イキってんだ!?」 と当時は思っていましたが、実際に就職してみると、あながち間違ってはいない部分があります。

 

研究室にもよりますが、中にはブラック企業顔負けのヤバい研究室も存在し、かなりのストレスを感じながら研究をしている院生はたくさんいます。

 

結構過酷な環境で2年間研究をしている大学院生や、中には鬱病になって研究室に来れない同級生を見た方も多いと思います。

 

 

こういった観点から、院卒は学部卒よりもストレス耐性があります。

 

さらに、ストレスを我慢した先に何が待っているかも知っているので、一定の我慢強さはありつつ、ある一定のラインを越えたら逃げるという柔軟性も持ち合わせています。

 

(逃げるというのはかなり重要です)

 

指導教授からのプレッシャーや研究成果が全く出ない苦しい時期を乗り越えた経験は、社会人になってからも生かすことは出来る思います。

 

所属した研究室にもよりますが、うちの上司は研究室の教授より厳しくないなと感じることは珍しくありません。

 

 

まとめ

当記事では大学院卒だからこそ社会人で生かせる有利な点を紹介しました。

 

研究室で上手くいかなかったり、希望の就職が叶わなかったなど、大学院に進学したことを後悔する事があると思います。

 

ただし、大学院での専門とかけ離れた職種に就いたとしても、院卒での経験が学部卒よりも有利に働く場面が多々あります。

 

誰が見ても明らかに有利な点は給料面です。

 

大学院手当がある会社に就職すれば、学部卒よりも1万~2万円給料が高い状態でスタート出来ます。

 

この差を埋めるのは中々難しいうえに、「大学院で身に着けたプレゼン力・問題解決力・勉強する力」といった+αの要素でさらに差をつけることが出来ます。

 

そのため、過去を後悔するよりも院卒ならではの有利な点を見直して、職場で生かしてみてはどうでしょうか?

 

 

 

また、現在の職場が大学院手当が無く学部生と基本給が一緒の場合は、学院手当がある会社に転職することで給料を増やせる可能性が高いので、1度検討してみてはどうでしょうか?

 

どんな転職先があるのか調べてみるだけでも今後の視野が広がるので無駄にはなりません。

 

 

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