【大学院】博士課程に進学しても大丈夫な人の3つの特徴  

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あなたは、大学院博士課程への進学に興味があるものの、「本当に進学しても大丈夫か」迷っていませんか?

 

修士課程とは違い博士課程は卒業が非常に難しく、仮に順当に3年間で卒業できても27歳で新社会人になります。

 

そのため、一般的に博士課程について以下のように言われています。

 

  • 就職が難しい (27歳で新卒のため)
  • 留年やうつ病になる人が多い  (努力ではなく結果が求められるため)
  • 奨学金の返済額が高くなる

 

上記の理由から、あなたは周囲の人から「博士課程に進学するのはおススメできない」と言われて、モヤモヤしている状態かもしれません。

 

この記事では、博士課程に進学していいのか悩んでいる方に向けて、博士課程に進学していも大丈夫そうな人の特徴を紹介しています。

 

結論として、夢や情熱よりも上記で上げた博士課程進学のデメリットを最小限に出来る人なら進学しても大丈夫そうな人の特徴になります。

 

本文を読むことで、より具体的な特徴を知ることが出来ます。

 

(私は過去に化学系大学院の博士課程に在籍していた経験があり、その実体験を元に紹介しています)

 

 

博士課程に進学しても大丈夫な人の3つの特徴

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博士課程は修士課程までとは異なる独特の厳しさがあり、あなたは周囲から「博士課程は辞めておけ」と進学を反対されていませんか?

 

博士課程は「学術論文の提出」といった明確な卒業要件があり、努力だけで卒業することは出来ません。

 

また、指導教授や研究テーマとの相性や運が大切になり、卒業・就職ともに努力や実力で太刀打ち出来ないケースがあります。

 

そんな厳しい博士課程に進学しても大丈夫そうな人は、以下の3つの特徴を持つ人になります。

 

  1. 金銭的に余裕がある
  2. 3年間で卒業出来る見通しがある
  3. 失敗しても再スタート出来る覚悟

 

下記でそれぞれ詳細に解説していきます。

 

①金銭的に余裕がある

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博士課程に進学する時に一番大切なことは、金銭的に余裕があること。

 

奨学金を借りず、バイトをせずに3年間通える金銭的余裕が必要です。

 

特に、修士課程まで奨学金を借りていて、さらに博士課程で上乗せして借りることは非常に危険です。

 

ヘタしたら1000万円以上の奨学金を借りることに。

 

無事に博士課程を卒業して就職先が決まったとしても、奨学金の返済がヤバすぎて、その後の生活が回りません。

 

 下記の記事で述べられていますが、無事に大学の助手になっても平均年収くらいの給料のため、奨学金の返済がかなりキツく感じます。

 

参考記事:助教の年収は600万を切る?│国立・私立の違いも解説|転職Hacks

 

 

そのため、日本学術振興会の奨学金(学振)や大学独自の奨学金、仕送りなどの返済型の奨学金を借りることなく3年間過ごす財力が必要です。

 

 奨学金をさらに借りてまで博士課程に進学するのは、あなた自身を苦しめることになるのでおススメできません。

 

②3年間で卒業出来る見通しがある

 修士課程とは異なり、博士課程は明確な卒業するためのノルマがあります。

 

私の大学では学術雑誌3本の提出(short 2本、full 1本)が卒業要件でした。

(大学によって様々な基準があると思います)

 

 このノルマをクリアしないと、どんなに頑張っても卒業することは出来ません。

 

研究テーマに恵まれないと、研究成果が一切得られずに一生卒業すら出来なくなる可能性があります。

 

博士課程を中退した30歳男性を雇いたい会社はあるでしょうか? 24歳の修士卒を採用したいと思いませんか?

 

 

博士課程で失敗した時(中退した時)に一番怖いのが、やり直しが難しい30歳近い年齢です。

 

卒業のために4年目・5年目と粘れば粘るほど、ドンドン中途半端になっていきます。

 

そうならないためにも、修士課程の段階で3年間で卒業出来できる見通しが必要です。

 

  • 修士課程で論文1本通っている
  • 結果がある程度まとまっており、論文が書けそうな状態
  • 結果が出やすいテーマを貰っている
  • 教授に気にいられているから何とかしてくれる

 

など、3年間で卒業する見通しが無いと本当に危険です。

 

③失敗しても再スタート出来る覚悟がある

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博士課程は夢や情熱、実力があっても上手くいかないことがあります。

 

かくいう私も卒業要件を満たしていたものの、体調を崩して夢半ばで中退してしまいました。

 

 

博士課程失敗(中退)する理由は色々あると思いますが、ここで失敗していまうと夢や希望が一気に砕けちり、全てを失った気分になります。

 

研究職への道は閉ざされ、完全に人生の方向転換をしなくてはいけません。

(厳密には派遣なら研究に関わることは出来ますが)

 

ここで、バイトからリスタートして、あなたの専攻分野と全く関係のない会社に就職してやり直す覚悟はあるのか?ということが問われます。

 

30手前の社会人経験ゼロの修士卒の人間を雇ってくれる会社はありますが、それなりの会社であることは想像できると思います。

 

 

これが嫌なら修士卒で就職活動をして良い会社に就職すべきです。

 

全てを失っても再スタート(バイトをしてでも生き続ける)自信と覚悟がある人だけ博士課程の進学を考えてみてはどうでしょうか?