あなたは「神奈川大学給費生が就職活動に有利かどうか」気になっていませんか?
神奈川大学給費生に採用されると、授業料相当額及び家賃相当額(自宅外通学者の場合)の給付型奨学金が4年間支給。
そのため、給費生に採用されることで、大学4年間の学費を心配する必要が無くなり、大学生活を有意義に過ごすことが出来ます。
しかし、実際に給費生として神奈川大学に入学する前にどうしても気になる点の一つが、就職活動のことではないでしょうか?
結論から言うと、残念なことに神奈川大学給費生という理由で特別有利にも不利にもなりません。
この記事では神奈川大学給費生が就活に有利にならない理由について詳しく解説していきます。
この記事の執筆者
私は神奈川大学給費生OBで理学部化学専攻に在籍していました。
実際に大学4年間を給費生として過ごした実体験を元にして当記事を作成しています。
1.神奈川大学給費生が就活に有利にならない3つの理由
神奈川大学給費生は給付型奨学金を4年間支給されるため、授業料を気にせずに大学生活を過ごせる点でメチャクチャ魅力的な制度です。
しかし、一つ残念なことに、給費生だからといって大学4年時から始まる就職活動に対して特別有利に働くことはありません。
その理由は次の3つあるからです。
- 給費生は高校時代の実績
- 給費生ならではのエピソードが作れない
- 神奈川大学卒という学歴は変えれない
それぞれ詳しく解説していきます。
理由①:給費生は高校時代の実績
神奈川大学給費生という実績は、よくよく考えると高校時代の実績になります。
大卒での就職活動では当然のように大学生活に関する実績が評価されます。
「私はあの有名な神奈川大学給費生です」とアピールすることは、あくまで高校時代に受験勉強を頑張ったことの証明にはなりますが、大学生になって勉強を頑張った証明にはなりません。
給費生に限らず、高校時代に勉強を頑張っていたにも関わらず、大学時代にサボって勉強をおろそかにしてしまった大学生を企業側が積極的に採用したいと思うでしょうか?
そのため、給費生というだけで就活に有利になるということは期待できません。
理由②:給費生ならではのエピソードが作れない
実際に神奈川大学に入学しても給費生として何か特別な経験が出来る訳ではありません。
大学4年間、奨学金が給付される以外は他の神奈川大学生と変わりないからです。
そのため、「給費生として○○しました」といった就職活動でアピールできる材料が全くありません。
現在(私が卒業してから)、大学1年時に海外研修に参加できる制度が出来ましたが、現在のコロナ禍では満足に研修に参加することは難しいと思われます。
【参考記事】
給付型奨学金制度「神奈川大学給費生」の奨学生を対象に「給費生海外研修」を実施します/プレスリリース|神奈川大学
上記の理由から、神奈川大学給費生というだけでは就職活動に有利になる実績を積むことは出来ません。
理由③:神奈川大学卒業という学歴は変えれない
給費生だろうが無かろうが、神奈川大学卒業という学歴だけは変えることは出来ません。
「神奈川大学給費生は早慶レベルでは?」と昔から噂はされていますが、神奈川大学に入学してしまえば神奈川大学レベルとして扱われます。
給費生だからといって、神奈川大学より偏差値が高い大学と同じ評価を得る事は出来ません。
給費生だろうが一般受験だろうが、あなたは神奈川大学卒であり、それ以外の何者でもありません。
ある意味、「就職に有利になるかどうか」よりも「学歴が神奈川大学卒で良いのかどうか」の方を真剣に考えた方が良いかもしれません。
ぶっちゃけた話、就職に関しては大学生活での努力次第で良くも悪くもなりますが、学歴に関してはどうすることも出来ないからです。
2.給費生のメリットを活かせば、一般入学よりも有利になる可能性も
神奈川大学給費生のメリットは大学4年間の学費相当額が給付されること。
そのため、他の学生と比べてアルバイトに時間を取られることが少なく、あなたが大学で学びたいこと、挑戦したいことに多くの時間を使うことが出来ます。
この給費生の最大のメリットを存分に活かすことが出来れば、結果的に就職活動も有利に進めることが出来る可能性があります。
神奈川大学給費生自体には就職に有利になる要素はありませんが、自由に使える時間を有効活用することで、就職活動に有利になる実績が作れるかもしれません。
当然の話ではありますが、給費生どうこうは関係なく、「あなたがどう大学生活を過ごしたのか?」が一番重要になります。
そのため、一般受験だろうが給費生だろうが関係なく、あなた自身がどういう風に大学生活を送るのかが一番大切になってきます。
3.結論
この記事では「神奈川大学給費生が就職に有利かどうか」について解説しました。
結論として、給費生というだけでは就活に有利にはなりません。
給費生はあくまで高校時代の実績であり、就職活動で重要になる大学生活での実績ではないからです。
ただ、給費生に採用されることで4年間の学費分の奨学金が給付されることで、他の学生と比べて自由な時間を多く過ごせるのは間違いありません。
その時間を有効活用すれば、結果として就活に有利になる実績が作れる可能性があります。
また、高校3年生の時点で「就職のために」で大学を選ぶのは非常にもったいないと思います。
あなたが大学で勉強したいこと、挑戦したいことを第一に考えてみてはどうでしょうか?
一度会社員になってしまえば、大学時代のように好きなことを好きなように出来る時間は中々ありません。
そういった観点で神奈川大学給費生を選択肢としてアリかナシか考えてみてはどうでしょうか?
就職や奨学金で大学を選ぶのは後々後悔しますので要注意です。