この記事では、神奈川大学・給費生試験に給費生として合格するための方法を解説しています。
私は過去に神奈川大学・給費生試験に合格(理学部化学科)しました。
給費生試験に合格した経験から、これから給費生試験に合格を狙っている方に向けて給費生として合格するポイントを伝えていきます。
結論として、給費生として合格するには「満点」に限りなく近い点数を取る必要があります。
この記事を読むことで、給費生試験に合格するイメージが湧くと思います。
①神奈川大学給費生とは!?
神奈川大学の給費生試験は4年間で最大840万円の奨学金が給付されます。
この奨学金は返済不要で、その内訳は授業料分+自宅外通学者には年間70万円×4年間です。
この給費生試験に給費生として採用されることで、学費や家賃を気にすること無く
学業に専念することが出来る魅力があります。
給費生試験の詳細は以下の大学ホームページを参照ください。
給費生試験は特別難しい分けではありません
ネットなんかの記事では、給費生試験に合格するためには早稲田・慶応レベルの実力が必要と書かれています。
そのため、給費生試験は特別に難しいイメージがある思いますが、試験レベルとしては全くそんなことはありません。
あくまで神奈川大学の一般入試レベルですので心配はありません。
この給費生試験は給費生だけでなく、一般採用も兼ねているのがその理由です。
神奈川大学の赤本(過去問集)を見てみると、「あ、たいしたことないな」と思うはずです。
神奈川大学の偏差値は50以下
神奈川大学の偏差値は42~52.5で平均、もしくはそれ以下の受験レベルになります。
参考記事:神奈川大学/偏差値・共テ得点率【2020年度版】|大学受験パスナビ:旺文社
そのため、給費生試験の入試問題自体は難しくなく基本的な問題が中心になります。
私が受験した時(だいぶ前ですが・・・)も基本的な問題が多く難しいと感じた問題は一つもありませんでした。
基本的な入試問題を確実に解けるレベルなら、十分対応できると思います。
②給費生試験に合格するために大切なこと:満点を取れば確実に合格
神奈川給費生試験に合格するための大切なことは「本番の試験で満点を取ること」。
ただ、これだけを目指せばOKです。
神奈川大学の偏差値からも分かるように、特別に難しい入試問題は出題されず、むしろ大学入試全体で比較する簡単な分類になると思います。
そのため、取ろうと思えば満点取ることは可能だと思いますし、逆に満点とる勢いで解かないと給費生としては採用されることはないでしょう。
私も給費生として大学に入学した時には、満点近い点数だと面談の教授から言われたことがあります。
大切なのは満点とれるかどうか。早慶レベルじゃなくても気にしない。
繰り返しになりますが、給費生試験で大切なのは「満点を狙いにいく」こと。
他人との競争というより、自分との戦いになっていきます。
神奈川大学給費生試験は早慶レベルの方が受験すると言われています。
その要因として「力試し」の意味合いで受験する方がいるからです。
給費生試験は12月の後半に行われます。
そのため、共通試験や本番の試験前の「力試し」として受験するにはちょうど良かったりします。
しかし、実際の給費生試験は早慶レベルには遠く及ばず、かなり基本的な問題です。
どんなにすごい学力の受験生がいてもビビる必要はありません。
3科目で満点取ればそれで優勝です。給費生として採用されること間違いなしです。
実際、私は受験時代に早稲田大学にガッツリ落ちています。
早慶レベルに到達してなくても、共通試験や地方国立、一般私大の入試問題が問題無く解けるレベルに到達していれば十分チャンスがあります。
ちなみに、給費生試験を「力試し」で受験することはデメリットしかなくおススメしません。
早慶レベルの人なら合格して当然ですし、受験本番も大して「本番の空気」を感じることは無いと思います。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。合わせて読んでみてください。
③給費生試験合格に向けての対策方法
神奈川大学給費生試験に合格するために、受験定番の参考書・問題集をしっかり理解することが出来れば十分です。
私の場合なら理学部化学科で受験したので、受験科目は「数学」「化学」「英語」です。
当時、以下の参考書を繰り返し取り組んだことで、本番の試験ではかなり簡単に感じました。
- 数学は「青チャート」
- 化学は「化学重要問題集」
- 英語は「速読英単語」 文法・長文読解の参考書は忘れました(おすすめ参考書で検索しても当時使っていたのが無いので、今は無いかもしれません)
大切なことは、神奈川大学給費生のための受験対策ではなく、国立大学や難関私大を合格する実力をつけることで自然と合格する実力がつきます。
私は国立大学の静岡大学、私立大学の上智大学・明治大学に合格しました。
これらの神奈川大学よりも上位の大学を狙う事で、給費生試験に合格するための実力がついてきます
(ちなみに、九州大学と早稲田大学も受験しましたが残念なことに落ちてしまいました)
給費生を本気で狙う方は、学費の面で国立大学を同時に狙う方が多いと思います。
共通試験及び国立大学の入試対策を十分に行えば、神奈川大学給費生にも採用される可能性はかなり高まります。
過去問を見るとかなり簡単だと感じるはずです。
過去問だけはしっかり取り組みましょう
神奈川大学給費生で大切なことは試験で満点を狙いに行くことです。
1問・2問を間違えるとかなり致命的になります。
そのため、過去問だけは早期に取り組みパターンを知っておきましょう。
私は、神奈川大学給費生試験の過去問題を解く過程で「化学」の問題で初めて見る問題がありました。
そして、その問題が本番の試験でもそのまま出題されており、過去問の恩栄をかなり受けました。
神奈川大学は偏差値が低いからと本番の試験を舐めて、過去問対策をしないと痛い目にあうかもしれません。
私のように「あれ?なんだこの問題?」っていう思わぬ問題がある可能性があるので注意が必要です。
本命の大学が神奈川大学給費生ではない場合、本命の大学を中心に勉強を進めたほうが良いです(似たレベルの大学の入試問題を解く必要までなし)
ただ、過去問だけはちゃんと取組み、抜けてるところをしっかりフォローしておく必要があります。
④給費生として学生生活を送るデメリットも考えよう
神奈川大学給費生試験を受験する時、給費生として学生生活を送るデメリットや神奈川大学を卒業するデメリットを理解しておきましょう。
以下の記事に、給費生OBとして神奈川大学給費生として大学生活を送るデメリットを解説しています。
ぶっちゃけ、神奈川大学給費生は「給付型の奨学金」以外になんのメリットはありません。
採用された後でもいいので、入学金を払う前に両親と一緒に将来を考えてみてください。