【サラリーマンはツライ】私が会社のエライ人に「お前をつぶす!!」とパワハラ発言をクラッった話。酒の飲みすぎ注意です

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若手の研修会で「お前をつぶす!!」とパワハラ発言をモロにくらった

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これは2020年1月に会社の研修会で起きた実話の話である。

私の会社の周りでは、「平太・パワハラ事件」として社内で広く知られてしまう大事件にいたった。

結論から言うと、研修会後の2次会で、普段は温厚な会社の幹部社員が酒に酔った勢いで、俺の力でお前なんか簡単につぶすことできるからな!!」とイキってパワハラ発言をして周りをドン引きさせたという事件である。

 周りはドン引きしただけで済んだかもしれないが、言われた本人は正直たまったものでは無い。

「つぶすって何よ?」と困惑しているわけで、今のご時世、ネットでしか聞かない、昭和ゴリゴリのパワハラ発言をされるとは、1ミリたりとも思ってもいない。

 

この記事は、なぜ平太がゴリゴリのパワハラ発言をくらい、つぶされるに至った経緯を頑張って面白く説明する物語である。

正直、キズは癒えていない。

 

研修会恒例の幹部をヨイショするだけの2次会が物語の舞台

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うちの会社の悪しき慣習である「若手の幹部候補生の研修会」が毎年1月に行われる。

全国の営業所から一同に集まり、しかもこれが、誰1人として望んでいないホテルの宿泊を伴うやっかいな研修。

研修と言ってもたいしたことはしていない。

よくある「ディスカッション」と「その内容の発表」で2日が終わる。

 

この研修の目的は、会社の幹部の方がホテルに集まって、若手社員に対して「エラそうにイキりたい」だけの研修。

または、研修後の宴会が目的で、若手社員にエラそうに説教したり、自分の年収などを自慢する、昭和丸出しでコッチが見てて恥ずかしい。

 

毎回そうだが、1日目の終わりに、全員参加の宴会が行われる。

ここで行われるのは社長へのヨイショ。会社のエライ人から「宴会中に社長に必ず挨拶すること」と念を押される。

つまりは命令である。

ここで、命令にそむいて社長に挨拶しないともれなくボーナスがマイナス査定に。

 

この1次会の宴会で、社長はおさらば。電車で帰ればいいのに、わざわざリムジンタクシーを皆に見せつけて自宅に帰る。

てか、お前が帰るならホテルで研修すんなよと思っているのは社員全員だ。

 

次に行われるのが問題の二次会だ。ここからは、「俺のターンだ!!」と言わんばかりに、社長以下の幹部たちがイキりだす。

「2次会はこの部屋で行う!!」と幹部たちが泊まる部屋に集まるように、1次会の終わりに通告される。

それは喫煙席という地獄の2次会。そこで私・平太はイキった幹部社員からパワハラ発言をクラウことに。

 

なぜ2次会で取締役がパワハラ発言をしたのか?答えはだれもしらない

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「2次会はこの部屋で行う!!」と通告され、2次会に実際に参加するのは、研修参加者の3割くらいの10人。

「誰も行かないとヤバいでしょ」「幹部がなんかかわいそう」「ボーナス減らされるの嫌だし」という非常に消極的なものだ。

要するに、可哀そうな幹部たちのために、我々がヨイショしに行くだけのしょーもない飲み会がこれから繰り広げられる。

 

最悪なことに、幹部たちは酒を用意していない。研修を受けるコッチサイドが用意し、それを幹部の部屋まで献上しにいくのが通例だ。

我々が行くと3人の幹部が「おう、おせーな」とか言いながらテーブル席に座っている。

「おせーな」じゃねーよ。とハリセンボン・春菜のごとくと心の中でつっこむ。

「コッチはお前らの分まで酒やつまみを用意してんだボケ」と思いながら、「すんません」と愛想笑いで各自持ち場につく。

 

正直、私はこういうブラック企業風の幹部をヨイショする宴会がメチャクチャしょーもないと思っている。

「俺の給料は」「俺の若いころは」「俺の武勇伝は」と次々にどうしようもない自慢話が飛び交う。そして、皆がそんな幹部たちにうんざりしている。

この自慢してくる給料の額がどーしよーもなく低く、皆が失望しいるのに気づかないのに、なぜか自慢してくる。

 

この宴会に嫌々参加している後輩たちがかわいそうで、私はついついフザケテ、アホな話やアホなエピソードで笑いを誘い、少しでも楽しい宴会にしようと躍起になっていた。

 

この時は、転勤したばっかりで、転勤先の所長の物まねをしてイジッていた。

この所長が、とにかくネギ好きで、とにかくメチャクチャ元気で声がデカいことで有名。

ことあるごとに、畑でとれた大量のねぎを各営業所に送りつけ、ブーイングを食らっている変わりもんだ。

そのネギも営業所で明らかに食べきれない量を送りつけている。だれもアンタみたいにネギが大好物ってわけじゃない。

他の営業所の連中も合ったことは無いが、とにかく元気なネギ所長の話は皆知っている。

だから、ネギ所長の物まねは受けた。後輩からしたら、ヨイショのついでに私にもヨイショしただけかもしれないが。

 

そしたらなぜか、例の幹部社員がいきなりキレた。こっからは怒涛のパワハラ発言のラッシュで私をノックアウトさせにきた。

 

怒涛のパワハラ発言に周りはドン引き  幹部社員の評価は地に落ちた

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正直、この幹部社員は普段は結構ニコニコしてて、良い感じの人を演じている。

だれよりも若くして出世し、社内で5本の指に入るくらいのエライ人。

一般社員からしたら、悪いイメージは無かったはず。

私も実際悪いイメージは無く、「ただ頭がハゲてるなー」としか思っていなかった。

 

私が全支払いをした酒に酔いつぶれたのか? 自慢話が出来なくて機嫌を損ねたのか?ネギ所長のイジリが気にいらなかったのか、いきなり怒涛のパワハラ発言をかましてきた。

 (急に)

「お前調子に乗るなよ」

「お前にネギ所長の良さがわかるか」

「お前なんかしょせん、落ち武者だ」

「俺の力でお前なんか簡単につぶすことできるからな!!」

「お前を昇格させないことなんて簡単だからな」と怒涛のラッシュを決めてきた。

格闘ゲームで言えば、初心者が上級者からハメ技のごとく、連続コンボをくらっている気分だ。

 

ひーーーーー!!

私は何でこの幹部社員をキレさせたのか正直わからない。

次の日に一緒の席にいた同期に聞いても「なんでキレたかわからんな」と言っていた。

そうなのだ、私はただ元気でネギを大量におくりつける、とにかく元気なネギ所長のモノマネとネギイジリをしただけなのだ。

 

この幹部社員は言いたい放題いって、自分の部屋に帰っていった。

周りはこのゴリゴリのパワハラ発言にドン引きし、空気が過去最高に悪くなっていった。

後輩は完全に失望していた。普段、笑顔を振りまいていたせいで、その反動が強かったのだろう。

本当に空気が最悪な中、私はパワハラ発言の幹部社員をいじって挽回しようと試みた。

こんな悲しいことがあるだろうか?

本来ならば、私が慰めてもらう側だ。しかし、皆がドン引きしている中、この事態を笑いにかえることができるのは私しかいない。

 

「お前調子に乗るなよ」
「お前にネギ所長の良さがわかるか」
「お前なんかしょせん、落ち武者だ」
「俺の力でお前なんか簡単につぶすことできるからな!!」
「お前を昇格させないことなんて簡単だからな」と怒涛モノマネを披露してその場をごまかした。

 

なぜ私が、酒やツマミを全払いしたあげく、数分前まで怒涛のパワハラ発言を受けていた幹部社員のモノマネをし、その場を和ませなくてはいけないのか。

こういうサービス精神が気にいらなかったのだろうか。

 

一説には、この幹部社員はゲイで、私がモノマネをしたネギ所長のことが好きだったという話もある(まあ、正直この説が濃厚だが・・・)

 

この発言が今後、どのていど私の会社人生を左右するのかは正直わからない。

ただ、今年の3月にはサラリーマン人生初の人事評価で最低ランクをくらった。

それまでの夏と冬のボーナスの査定は+評価にもかかわらず。

そのため、4月からの基本給は1円たりとも上がっていない。

 

これがパワハラ幹部の仕業かは分からない。もしかしたら、誰かがチクって、ネギ所長の逆鱗にふれたのかもしれない。

愛するネギをいじったのが良くなかったかもしれない。