この記事では、社会人になる前に保険の勉強をすべき3つの理由を解説しています。
これまでの学生生活では馴染みがなかった保険。
社会人生活の最初の洗礼として、様々な保険会社のアグレッシブな保険勧誘があります。
ここで美人な保険営業の言われるままに保険を契約すると、あなたにとって不要で高額な保険料を毎月払う可能性があります。
(保険会社の人にだまされてしまう)
学校で習わなかったため、保険の知識が無いあなたは営業の方にとって絶好のカモです。
カモにならないために、どんな保険が必要なのか?(または必要ないか)を勉強する必要があります。
この記事を読むことで、保険に関する勉強の重要性と勉強するためにおススメな書籍を知ることが出来ます。
アグレッシブすぎる保険の営業
社会人になるとビックリすることの一つにアグレッシブな保険の営業があります。
会社にもよると思いますが、私が半年間の新入社員研修を受けていたころ、毎日昼休みに4社の保険会社の営業が出入りして勧誘をしていました。(半年間毎日です)
保険会社によっては研修用の寮にまで来て勧誘をしている方もいました。
美貌・胸ちら・笑顔・お菓子に加え、たくみな話術で保険の契約を取ろうと必死でした。
その様子は保険営業の世界において相当きびしい「ノルマ」や「給与体系」が想像できるほど。
参考記事:離職率8割?!生命保険会社を退職する人の理由4選 - 転職会議レポート
また、保険営業の皆が「あなたのために」あなたに必要な保険を親切に提案して頂けるなら良いのですが、残念ながらそんなことはありません。
自身の「ノルマ」や「給料」のために、あなたにとって不要な保険をさも必要なようなそぶりで勧めることがよくあります。
その典型例が昨今話題になった日本郵政の「かんぽ生命」問題です。
(ノルマのためにお年寄りをダマしていたことで有名に)
参考記事:
「かんぽ生命」の不正契約問題はどうして起きたのか?「保険金の支払い拒否」や「保険料の二重払い」など不適切契約の内容と原因をわかりやすくマンガで解説|ダイヤモンドZAi最新記事|ザイ・オンライン
保険の知識が無い新入社員は、保険営業の方にとってお年寄り同様に絶好のカモでしかありません。
こういった保険営業に騙されないため、あなたにとって本当に必要な保険はどれか?を社会に出る前に勉強する必要があります
社会人になる前に保険の勉強をすべき理由
社会人になる前に保険の勉強をすべき理由は下記の3つあります。
- 不必要な高額保険に入らないようにするため
- 1度勉強することで保険に入るべきタイミングがわかる
- 勧誘を強く断ることができる
それぞれ詳細に解説していきます。
理由①:不必要な高額保険に入らないようにするため
保険の勉強をする最大の目的は、あなたが騙されて高額な保険に入ることを防ぐためです。
社会人になったばかりのあなたにとって、「保険は必要なのかどうなのか?」や「必要な保険はどういったものか?」を知ることができれば、それ以上の不要な保険に加入する必要ななくなります。
保険営業は保険の知識の無いあなたの給料をハイエナのように狙ってきます。
ハイエナを退治するには、保険の知識をつけるしか手段はありません。
保険の知識が無いからこそ保険営業の方の魅力的な話に騙され、将来が急に不安になり、本当は不要な保険に加入してしまうことになります。
高額な保険に入るとどうなるのか? 保険営業の方が幸せになり、あなたが不幸になります。
新卒の頃から毎月数万円の保険に入れば当然貯金が全くできないからです。
独身の方に「生命保険」って必要ですか?
20代前半の方のガンになる確率しっていますか?
ガン治療の自己負担額は20万円程度だったりします。
不必要な保険で払っているお金を将来のために貯金に回す方が良い場合がたくさんあります。
参考記事:
新入社員・新卒に医療保険はいらない⁉本当に必要な保険を見極める方法とは
理由②:1度勉強することで、保険に入るべきタイミングがわかる
保険に関する勉強を一度しておくことで、あなたが今後の生活で保険にはいるべきタイミングを知ることが出来ます。
一般的には結婚・出産と家族が増えるタイミングで多くの方が保険を再検討します。
社会人になる前に保険の勉強をすることで、今だけでなく今後保険を検討すべきタイミングを知ることができ、いざその時が来ても周りに惑わされることなく正しい選択をすることができます。
逆に言えば、このようなタイミングでグレッシブな営業がやってくる可能性があります。
そのような営業に騙されないように、今だけでなく将来のライフイベントについても考えるべきです。
理由③:勧誘を強く断ることが出来る
保険が必要な方と必要でない方、それぞれの家庭環境等によって当然違ってきます。
ただ、どちらの場合でも事前に保険の勉強をすることで、会社の昼休みにくる勧誘を強く断ることが出来ます。
必要な方は入社前に必要な分の保険に加入しておきましょう。
不要な方は強く「No!!!!!!!!!!!」と叫びましょう
会社での貴重な昼休みを保険の勧誘で潰すのは非常に意味のないことです。
一番いけないことは保険営業の方の勧誘に心を惑わされ、急に不安になり話を聞くことです。
不要なら不要、必要なら必要な保険に入っておく、入社前に保険のスタンスを決めておくことで自分のスタンスを守ることができます。
会社に直接営業に来る方は、あなたの健康のことなんて微塵も思っていないので要注意です。
保険の勉強が出来るオススメ本を紹介
保険が必要か不要かを判断するために必要な知識は3つあります。
- 大病になった時にかかる金額
- 公的医療保険(健康保険)でどこまでフォローできるのか
- 実際に払うべき金額をどうするのか?
多くの人が1.と2.について知らないことが多いです。
今後予想される出来事 (病気・出産・死亡など)に対して、公的保険でどこまでカバーできるかを知っておくことが重要です。
そこで発生する払うべきお金に対し、貯金で備えるのか保険に備えるかの話になってきます。
基本的に公的保険と貯金で解決できそうにないケースが、将来自分の身に起きることを恐れている場合に保険に頼ることになります。
下記では私が実際に読んで保険の勉強になった本を紹介します。
おススメ本① 「病気にかかるお金がわかる本」
ガン等の病気にかかったらいくらお金が必要かが分かる本。
保険に加入するかどうかを判断する最初のステップである「結局、病気になったらいくら必要なの?」を分かりやすく解説されています。
本書を読むことで、ガンなどの大病に対してかかるお金を具体的に学ぶことが出来ます。
そのため、備えるべきお金が分かるので必要以上に不安にならず、今後の指針が分かります。
さらに本書では、公的医療保険の内容を踏まえて、貯金や民間保険での備え方について解説されており参考になります。
20代の若い人にはまだ早い話かもしれませんが、いつか来るかもしれない大病に備えるためにも1度読んでおいて損はありません。
おススメ本②「FP3級」
おススメ資格になってしまいますが、国家検定のファイナンシャルプランナー3級(FP3級)が非常に勉強になります。
「保険」以外にも「不動産」や「金融資産」など、様々なお金に関する基本知識が学べる最高の検定です。
その中で、健康保険等の社会保険の制度について学ぶことが出来、どんな時にどんだけ手当が給付されるのかを知ることが出来ます。
(出産手当金、傷病手当金、高額療養費など)
また、民間の保険に関して保険の種類や仕組みを学ぶことが出来ます。
「どんな保険に入ったらいいの?」という実践的なことは学べませんが、保険とは何か?という根本的な部分を学ぶことができます。
また、FP3級では「保険」以外にも「年金」や「税金」といった社会人の方が知っておくべき知識を学べます。
良く分からないけど給料から引かれているお金の意味を理解することが出来ます。
関連記事:私がFP3級に合格記事
【資格】私が合格したFP3級に独学で合格するためのおススメテキストを紹介します - 平太の雑談ブログ
おススメ本③「お金の大学」
お金に関する動画をYoutubeで発信している人気Youtuber両@リベ大学長さんの書籍。
様々なお金に関する知識を広く浅く知ることが出来ます。
この書籍の「保険」の項目では、「皆が入っている公的保険はメチャクチャ手厚いよ!!だから実は保険って最低限で大丈夫だよ!!」というスタンスで解説されています。
※ちなみに本書で述べられている最低限必要は保険は、①火災保険・②対人対物の損害保険・③掛け捨ての死亡保険(自活できない身内がいる場合)の3種類です)
障害や死亡、老後リスク、出産リスク等の様々なリスクに対して、「公的保険からこれだけ補助がでますよ、だからそんなに心配しないで」という根拠を明確にしてくれます。
また、不要な保険についての理由も解説されているので非常に勉強になります。
「保険」以外にも退去費用や引っ越し費用など、様々な分野での実践的なお金全般の知識を学ぶことが出来ます。
書籍も1000円と安く一度読んでおいて損は無い内容ばかりです。
まとめ
この記事では、社会人になる前に保険の勉強すべき理由とおすすめの書籍を紹介しています。
学校では保険に関する授業がありません。そのため、多くの方が保険の知識が無いまま
社会人になります。
保険会社の営業の方は知識が無いことをいいことに、アグレッシブな勧誘をしてきます。
会社によっては頻繁に保険の営業が出入りすることがあります。
あなたに不要な高い保険に入らないために、社会人になる前に保険について勉強する必要があります。