資格試験の「正しいものを1つ選べ」の問題が苦手な人は多いと思います。
私も苦手で「誤ったものを1つ選べ」の問題よりも1ランク難しく感じます。
過去問演習で、正しいものを選んだはずなのに間違ってることが多くないでしょうか?
この記事では、「正しいものを選べ」の問題が難しく感じる理由と対策を紹介しています。
結論として、素直に正しいものを1つ選ぶより、正解以外の誤ったものを探す消去法の方が確実に正解できます。
過去問演習などの普段の勉強から意識することで、知識がより定着するのでおススメの方法です。
「正しいものを1つ選べ」が難しく感じる理由
苦手な「正しいものを選べ」の問題が難しく感じる原因は、各選択肢が正しく見えてしまうことが考えれられます。
問題文の雰囲気にだまされて正解とは違う答えを正しいと思って選んでしまうことが多いのではないでしょうか?
正確な知識が身についてないと自信を持って答えられず、間違った内容でも正しいと錯覚してしまいます。
仮に下記の問題で正しいものを一つ選べという問題があったとします。
4が正解なのに3が正しく見えて4の選択肢を見ることなく解答してしまうことがあります。
- 劇場版名探偵コナンの1作品目は「14番目の標的」である
- 劇場版名探偵コナンの10作品目は「水平線上の陰謀」である
- 工藤新一が幼児化した時に飲まされた薬は「APTX4868」である
- 吉田歩美が好きなクラスメイトは「江戸川コナン」である
このような理由で「誤ったものを1つ選べ」の問題よりも間違いやすく、苦手な人が多いのではないでしょうか?
試験で手ごたえがあるのに落ちてしまう人は、(間違った答えを)正しいと勘違いしていることを積み重ねている印象です。
「正しいものを1つ選べ」の問題には消去法がおススメ
苦手な「正しいものを選べ」の問題は、真面目に正解を1つ選ぶと間違いやすいです。
対策として、正解以外の誤ったものを全て見つけ、残った答えを正解にする消去法がおススメです。
例えば4択の選択肢の中で1つ正解を選ぶ場合は、3つの誤ったものを選ぶ問題と考えます。
どこが間違っているのかを3つ探し、残った1つの問を正解として解答します。
(もちろん残りの1つが本当に正解かは、選択肢を読んで確認する必要があります)
また、本番の試験だけでなく、普段の問題演習から消去法で解答すると、下記のような2つのメリットが得られるのでおススメです。
- より正確な知識が定着する
- すべての選択肢を見るクセがつく
1. より正確な知識が定着する
「正しいものを選べ」の問題に対して、普段の問題演習の時から正解以外の選択肢がなぜ間違っているのか?を答えられるようにすると、より正確な知識が定着します。
単純に正しいものを1つ選ぶだけですと、正解したらそれで終わりになってしまいます。
残りの選択肢がなぜ間違いなのか?を答えられるようになると、より知識が深まり本番の試験でも自信を持って答えられます。
(答えられない場合は、知識が十分でないことに気づけます)
要するに、問題演習の時点で何となく正解した問題を何となくの状態のまま本番の試験に持っていくことを防げます。
2.すべての選択肢を見るクセがつく
「正しいものを選べ」の問題は、間違った答えが正しく見えてしまい、非常に間違いやすいです。
また、正解だと思った解答以降の選択肢を見ないパターンがよくあります。
例えば、4択の選択肢で1番目が(間違いなのに)正しいと思うと、残りの選択肢を見ずに次の問題を解くことってよくあると思います。
普段の問題演習から「正しいものを選べ」の問題に対して、誤ったものを探す消去法で問題を解くことで、全ての選択肢を見るクセがつきます。
全ての選択肢を見て何が間違いかを答えていくことで、間違えの選択肢を正しいと勘違いして解答することを防ぐことにつながります。
そのため、ケアレスミスや勘違いによる間違いを防止できます。
(すべての選択肢を確認することは、「間違いを選べ」の問題でもケアレスミスを防ぐことにつながります)
まとめ:苦手な「正しいものを選べ」は消去法で解決します
間違えやすく苦手な人が多い「正しいものを選べ」の問題は、誤ったものを全て選び残った選択肢を正解に選ぶ消去法が非常に有効です。
実際の試験だけでなく、普段の問題演習から消去法で解くことで以下の効果が期待できるのでおススメな方法です。
- より正確な知識が定着する
- すべての選択肢を見るクセがつく
あなたの資格試験が上手くいくことを願っております。