【危険物の次】化学系の大学生の方が「エックス線作業主任者」の資格を取得する3つのメリット

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化学系の大学生の方で時折「何か資格を取ろうかな~?」と考えることってありませんか?

 

その時、まず最初に頭に浮かぶのが「危険物甲種」です。

 

メチャクチャ人気資格ゆえに取得して損はしない資格ですし、化学系の専攻なら取得すべき資格です。

 

まだ取得していない状態ならば、ぜひ「危険物甲種」の取得が一番間違いありません(下記の記事で在学中に取るべき理由を解説しています。)

 

【関連記事】

化学系の大学生の方が在学中に"危険物甲種"の資格を取るべき3つの理由 - 平太の雑談ブログ

 

 

その上で、「危険物甲種」を取得した学生さんが「次に何の資格勉強しようかな?」と考えると実は結構難しかったりします。

 

よく聞くのが「公害防止管理者」や「高圧ガス製造保安責任者」ですが、「危険物甲種」と比べて難易度が高いですし、わざわざ学生の間に取得する必要があるのか?という疑問もあります。

(認知度も低いですし)

 

この2つの資格は化学系の企業に入社したら嫌でも取らされる流れになるので、就職してから勉強すれば十分ではないかと私は思います。

 

 

では、「危険物甲種」の次に資格取得を目指すならどんな資格が良いのか?

 

タイトルの通り、私は「エックス線作業主任者」の資格がおススメです。その理由は次の3つのメリットがあるからです。

 

  • X線の基礎知識が身に付く
  • 比較的簡単な国家資格
  • 就活時に視野が広がる

 

実は化学系の学生なら実験や研究でX線を利用した分析機器を良く使用します。

 

一見化学系と関係ないように思われがちですが、エックス線の基本を学ぶ上ではかなり優秀な資格になりますので、実は勉強して損はしない資格になります。

 

前置きが長くなりましたが、この記事では化学系の学生さんが「エックス線作業主任者」の資格を取得する3つメリットを紹介していきます。

 

 

化学系の大学生の方がエックス線作業主任者を取得する3つのメリットとは?

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エックス線装置を用いる作業の場合に責任者として「エックス線作業主任者」の資格者から選任しなくてはいけません。

 

【参照先】

資格の紹介(エックス線作業主任者)

 

資格勉強を通してX線に関する基本を学べることが出来るので、(様々なX線装置を使う)化学系の大学生の方が取得する価値はあります。

 

正直な所、「危険物甲種」の資格と比較して知名度はかなり低いものの、化学系の大学生の方が「エックス線作業主任者」の資格を取得するメリットは次の3つあります。

 

  1. X線の基礎知識が身に付く
  2. 比較的簡単な国家資格
  3. 就活時に視野が広がる

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

①X線の基礎知識が身に付く

化学系の大学生の方は学生実験及び研究で様々なX線装置を使用します。

 

私も化学専攻でしたが、単結晶X線装置、X線回折、蛍光X線分析装置などを良く使用していました。

 

ただ、大学の授業ではX線に関する基礎知識を勉強する機会って少ないと思います。

 

(大学で使用するX線装置はエックス線主任者の資格が不要な機器が多いこともその理由かもしれません)

 

 

研究室ではX線装置の使い方・解析方法は学びますが、そもそものX線の発生機構や危険性を教えてくれる先輩はいません。

 

 

せかっくX線装置を使うので、X線の基本知識を学ぶことはけっして無駄になりません

 

X線の基礎知識を学ぶ上で「エックス線作業主任者」の資格試験がピッタリです。

 

具体的には下記のような知識を勉強することができます。

 

  • エックス線の管理に関する知識
  • 関係法令
  • エックス線の測定に関する知識
  • エックス線の生体に関する影響に関する知識

 

資格も取れてX線の基礎知識も勉強出来てお得な資格になります。

 

②比較的簡単な国家資格

「エックス線作業主任者」の資格試験の合格率は約50%と2人に1人は合格できる試験になります。

 

「危険物甲種」の合格率が約45%なので、同程度かやや易しい試験になります。

 

【参照先】

試験実施統計

 

試験実施状況 令和2年8月|一般財団法人消防試験研究センター

 

 

私も両方の資格を取得していますが、どちらも市販の参考書を勉強すれば確実に合格出来ます。

 

ただ、エックス線の方が普段聞き慣れない単語や知識が多いので勉強しにくい印象はあります。

(大学で学んだことが出てくることが少ない)

 

 

また、どちらの資格も国家資格のため、履歴書に書けるだけでなく、一度取得すれば一生モノになるのも嬉しい点です。

 

化学系の大学生さんは中々「エックス線作業主任者」を取得しようと思わないため、履歴書の資格欄で周りと違う面をアピールできます。

 

(運転免許+危険物甲種+TOEIC○○〇点の場合が大半ではないでしょうか?)

 

資格試験は3ヶ月に1度で受験料も6,800円と一般的なので、比較的気軽に挑戦できる資格ではないでしょうか?

 

③就活時に視野が広がる

「エックス線作業主任者」の資格を取得することで、就職活動の時に視野が広がります。

 

資格を取得したことで、「この資格を生かせる業界ってどこなんだろう?」という風に化学系以外の企業を調べることにもつながります。

 

放射線化学という分野があるように、化学と放射線は全く無関係な分野ではありません。

 

互いに密接なつながりがあるため、視野を広げることで就職活動時に興味が湧く求人に出会えるかもしれません。

 

特に、就活が思うように上手く行かない時に、この視野を広げることがメチャクチャ重要になります。

 

まとめ

化学系の大学生の方が「何か資格を取得したいな~」と考えているのなら、まず第一に取得すべき資格は「危険物甲種」。

 

その次におススメな資格が「エックス線作業主任者」になります。

 

学生実験や研究でX線装置を使う機会があるため、X線の基礎知識を身に着けておくことは無駄にはなりません。

 

 

試験の合格率が高く、市販の参考書で勉強すれば十分一発合格を狙えます。

 

私は下記の参考書を使って「エックス線作業主任者」の試験に一発合格することが出来ました。

 

 

 

 

 具体的な勉強法等はコチラの記事で解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

 

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