なかなか受からない第1種放射線取扱主任者試験に合格するための勉強方法

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あなたは第1種放射線取扱主任者試験に受からなくて悩んでいませんか?

 

第1種主任者試験は出題範囲が膨大な上に、問題のレベルも高くて非常に難しい試験です。

 

私の職場にも放射線学科の出身者にも関わらず、何年も試験に落ち続けている社員もいます。

 

 

その一方で、私のように放射線学科とは無縁の学校出身者でも1発で合格を勝ち取ることは珍しくはありません。

 

たしかに難しい試験ではありますが、絶対に合格出来ない試験ではなく、適切な勉強方法で試験対策を行えば誰でも合格を狙える試験です。

 

(逆に言えば、効率の悪い勉強方法をすれば放射線学科出身者でも普通に落ちます)

 

当記事では、どうやったら第1種主任者試験に合格出来るようになるのか、オススメの勉強方法を伝えていきます。

 

 

当記事の信頼性について

 

私は2022年に働きながら第1種放射線取扱主任者試験に1発合格。

 

その他にも20個以上の資格を保有しており、資格試験の勉強を得意としています。

 

(資格勉強法の本も何冊も読み、効率的な勉強方法についての知識が十分あります)

 

当記事では放射線学科ではない私が1発合格出来た勉強方法を紹介しています。

 

※私の合格体験記はコチラ

【合格体験記】私が第1種放射線取扱主任者試験に独学で合格したテキストと勉強方法を紹介!! - 平太の雑談ブログ

 

 

 

 

0.不合格の原因を分析する

 

まず初めに、第1種放射線取扱主任者試験にリベンジする前に絶対にやっておくべき事が不合格の原因を分析することです。

 

合格基準に満たなかった科目を振り返るだけでなく、試験までの勉強方法に問題が無かったか見直す必要があります。

 

不合格の要因をしっかり分析出来ているのなら、次の試験に向けて改善することで合格する可能性が高まります。

 

 

逆に、一番やってはいけないことは、不合格の原因を分析せずに同じような勉強方法を繰り返して不合格になることです。

 

私の会社で5年連続で第2種主任者試験に落ちている人がいるのですが、自己採点もせずに何の科目が原因で落ちているのかも知らない状態で試験に挑んでいるようです。

 

こういう風に不合格の原因から目を向けてしまえば、何を改善すれば良いのかも分からずに同じ失敗を繰り返してしまいます。

 

何度も不合格にならないように、前回の不合格となった原因をしっかり分析することが合格のための第一歩です。

 

 

1. 使用するテキストを「放射線概論」から「マスターノート」


第1種放射線取扱主任者試験 マスター・ノート−4th edition

 

 

資格試験で1番重要なことは使用するテキスト選びです。

 

この使用するテキストで勉強効率が段違いに変わり、合否に大きく関わってきます。

 

勉強成果は勉強時間×勉強効率という式で表され、どんなに勉強時間を確保したとしても、勉強効率が悪いと成果は中々上がりません。

 

多くの受験者が使用している「放射線概論」は有名なテキストですが、ページ数が多すぎるうえに分かりにくい部分が多く、実は非常に勉強効率が悪いテキストだったりします。

 

 

そこで、私がオススメしたいのは「マスター・ノート」というテキストです。

 

マスター・ノートは次のような特徴のあり、放射線概論よりも分かりやすくて非常に勉強しやすくなっています。

 

  • ページ数が少ない (試験に出るとこだけまとまっている)
  • イラストが豊富で分かりやすい
  • 法令改正に対応している

 

マスター・ノートは下の写真のように、イラストや図が豊富で試験に出るとこだけを分かりやすくまとめてあるので、放射線概論より理解しやすく、ページ数が半分以上少ない優れたテキスト。

 

 

 

 

まさに第1種主任者試験に特化したテキストになっており、効率的に勉強するならテキストはマスター・ノート1択です。

 

(私もマスター・ノートを主力に使って1発合格を勝ち取りました)

 

 


2. 問題演習中心で勉強を進める

資格試験に合格するには多くの問題を解くことが超重要です。

 

よく「アウトプットが重要」と耳にすることがあると思いますが、資格試験においても問題を解くアウトプットが超重要になってきます。

 

私が資格勉強の参考にしている「試験勉強のすごいコツ」という書籍では、問題演習を行うことで次の2つのメリットがあると解説されています。

 

 

  • 試験で聞かれやすい重要事項を把握できる
  • 人間の脳は間違えることで記憶を修正し、記憶に残るという構造になっている

 

 

問題演習の中でも過去問演習が重要で、どういう形で試験に問われるのかを知ることで、テキストの何を覚えるべきかを明確に知ることが出来ます。

 

勉強はしているのに試験に落ちる人はテキストでの勉強が中心で、問題演習が圧倒的に不足しているケースが多い印象です。

 

テキストでのインプット中心の勉強ですと、覚えているつもりだったり、試験で使える形で記憶していないため、試験問題に全然対応できません。

 

(そういった人は「試験が難しすぎる」といった試験のせいにし、勉強方法を見直さないため、何年も同じ試験に連続して落ちるという失敗を繰り返します)

 

普段の勉強から過去問演習を取り入れるのが重要で、テキストによる暗記と過去問演習は1:1の割合で取り入れるのがオススメです。

 

 

オススメの問題集は「完全対策問題集」


2023年版 第1種放射線取扱主任者試験 完全対策問題集

 

 

普段の勉強から使えるオススメの問題集はコチラの「完全対策問題集」です。

 

完全対策問題集は過去5年に出題された問題を分野別に並べ変えてあるため、勉強した所から過去問演習が出来るメリットがあります。

 

例えば、生物学では下記のように細かく出題内容別に分かれおり、テキストで「酸素効果」を勉強したら、すぐに「酸素効果」についての問題演習を行うことが出来ます。

 

 

 

 

 

このように、完全対策問題集はテキストで勉強した所から過去問演習が出来るので、かなり効率良く勉強を進めることが出来ます。

 

(解説も詳しいので、どこで間違ったのか、何がポイントなのかを知ることが出来ます)

 

過去問を日常的に解くことで記憶に定着しますし、何が重要でどういう風に聞かれるのかを知ることが出来るので、テキストの何を覚えるべきかが明確になって効率良く勉強出来ます。

 

マスター・ノートと完全対策問題集の2冊を使って日常的に勉強すれば、試験に合格する実力をつけることが出来るようになります。

 

 

 

 

3.復習しながら1科目ずつ仕上げる

 

第1種放射線取扱主任者試験が難易度が高い資格と言われる理由の一つが膨大な試験範囲です。

 

物理・化学・生物・実務・法令と5つの科目があり、その一つ一つが結構な勉強量を要求されます。

 

そのため、1科目仕上げて次の科目を勉強する時に、仕上げたはずの1科目目を全く復習せずに2科目目を勉強すると、1科目目の内容を忘れた状態で2科目目が仕上がってしまいます。

 

こういう勉強方法は凄く効率が悪く、1冊勉強し終わったのに最後に勉強した科目しかはっきりと覚えていない・・・という最悪の事態を招きます。

 

 

そのため、復習重視で勉強を進めていかないと、とても第1種主任者試験の合格を勝ち取ることは出来ません。

 

例えば、前日に行った勉強内容を復習してから新しいテキストのページに進んだり、1科目仕上がった状態なら、1科目目を復習しながら次の2科目目を新たに勉強するのがオススメです。

 

この時、復習するのはすでに解いたことのある問題を再度解くことが重要で、繰り返し解くことで知識がドンドン定着していきます。

 

(完全対策問題の中の問題を1日何問ずつと解いていくのがオススメです)

 

私の愛読書である「試験勉強のすごいコツ」という本の中で、適切な復習のタイミングは「1日後、3日後、7日後、21日後、49日後」という話があります。

 

ここまでキッチリと復習することは難しいかもしれませんが、試験範囲が広い試験だからこそ、こまめに復習しながら新しい科目を進めていくという姿勢がとても大切です。

 

 

4.長期計画でコツコツ取り組む

 

第1種放射線取扱主任者試験は暗記すべきことが山のようにあります。

 

そのため、勉強期間が短く設定してしまうと、単純に勉強が間に合わなくて落ちます。

 

勉強成果は勉強時間×勉強効率で表されるため、どんなに勉強効率が良くても勉強時間が足りなければ合格まで到達しません。

 

実際に私は約半年を勉強期間を設定してコツコツ勉強しています。

 

具体的には1ヶ月で1科目仕上げていき、最後の1ヶ月は総仕上げで実際の本試験同様の過去問題を解く期間にしました。

 

(5科目×1ヶ月の計5か月で仕上げていくイメージです)

 

 

私は社会人かつ放射線とは無縁の大学出身ということもあり、半年の勉強時間が必要でした。

 

普段から放射線の勉強をされている学生さんなら、もう少し短い時間でも合格出来ると思いますし、会社員よりも長い夏休みに追い込みをかけることも可能です。

 

ただ、あまり油断せずに長めの勉強期間を確保した方が安全・確実ではあります。

 

就活でのアピールにもつながりますので、確実に仕留めるためにも早め早めに勉強を進めていくのが重要です。

 

すでに合格されている先輩方の話を聞いて、どれくらいの勉強時間が必要なのかイメージしてみるのが1番参考になるかと思います。

 

5.苦手な物理科目の攻略について

受験者の中で物理を苦手にしている方は非常に多いかと思います。

 

高校で物理を選択しなかった場合は、計算式とか良く分からない部分が多いと思います。

 

ただ、第1種放射線取扱主任者試験で使用する物理の計算式は意外と多く無く、過去問が解ければ同様のパターンで解ける問題も多いです。

 

テキストを読んでよく分からない部分に関してはその部分だけ高校物理の入門書で勉強したり、「わかりやすい放射線物理学」という基礎的なテキストで勉強するのがオススメです。

 

 

 

 

また、物理学の問題を解けるようになるためには、何度も過去問を解いてパターンを身に着けていく事が何より重要です。

 

最初は教科書にのっている公式を見ながら問題を解いてみてもいいですし、それでも難しい場合は解答を見ながら実際に手を動かして解いてみるのがオススメです。

 

何度も何度も繰り返し問題演習を行うことで、段々解き方が解るようになってきます。

 

過去問を何度も取り組めば、同じような解き方で解ける問題がありますので、そのような問題を確実に解ければ合格点は取れます。

 

(私も高校で物理は選択していませんが、合格することが出来ています)

 

 

物理だけでなく、化学・生物にも同じことが言えますが、苦手な科目は今使っているテキストよりも簡単な入門書的なテキストで勉強することで理解しやすくなります。

 

また、諦めずに何度も過去問を解いてみることで少しづつ理解できて、解けるようになっていきます。

 

最初から完璧に解けることを目指さすに、教科書を見ながらだったり、解答を見ながらでも問題を解いていくことで、段々と何も見ずに解けるようになっていくので心配ありません。

 

苦手科目だからこそ、問題にたくさん触れて少しづつ得点できるようになっていくことが合格のために必要不可欠です。

 

6.まとめ 

当記事では中々受からない第1種放射線取扱主任者試験に合格するための勉強方法について解説しました。

 

第1種放射線取扱主任者試験は試験範囲が広く、効率良く勉強していかないと合格は非常に難しい試験です。

 

効率良く勉強するために次の5つの点を取り入れていくのがオススメです。

 

  1. テキストは「マスター・ノート」を使用
  2. 問題演習中心で勉強を進める
  3. 復習しながら1科目ずつ仕上げていく
  4. 長期計画でコツコツ取り組む
  5. 苦手科目は別の入門書を読んでみる

 

この中で特に重要なのが問題演習を中心に勉強することです。

 

私の会社で主任者試験に何度も落ちている人の話を聞いてみると、明らかにテキスト中心の勉強をしており、問題演習が全然足りてない印象を受けます。

 

日常的に問題を解いていく事で知識が定着しますし、試験にどういう風に出題されるのかを知ることで、テキストの暗記項目を理解することが出来ます。

 

主任者試験では繰り返し問題を解くことでしか合格する力がつかないので、絶対に問題演習中心で勉強を進めていきましょう。

 

特に、当記事で紹介した「完全対策問題集」ならば、分野別に過去問題が並べ替えられているため、普段使いの問題集として使いやすいのでオススメです。